「これは本気でヤバイ!」と声を出していってしまうほどリアルな香港のミニチュアを集めた『香港ミニチュア展』が、開催初日から大きな話題となっている。
現在の香港はもちろんのこと、失われつつある香港、すでに時代の流れで見られなくなった昔懐かしい香港、あらゆる香港がリアルなミニチュアで再現されているのだ。
眠らない街・香港を知るうえででも、非常に価値のあるミニチュアといえる。
単なるミニチュアと思うことなかれ。どんなに目を凝らしてみても、どんなに粗を探してみても、そこにはリアルに再現された香港しか目に入らない。
プロの手により、精巧な香港を完全に再現しているのだ。
料理、動物、町並み、乗り物、そこで生活している人々の営みを垣間見ることができる。
来場していた香港に住んだ経験のある女性は、あまりにも精巧に作られたミニチュアを見て「本当にいろいろと思い出してくる」とつぶやいていた。
このミニチュアの興味深い点は、香港の都会だけでなく、のどかな田舎の風景も知ることができる点。
香港にそんな時代や風景があったのだと新鮮な驚きを感じられる。
忘れず煮に注目したいのは、食べ物。魚屋や肉屋、お菓子屋、食堂、あらゆる場所が精細に再現されている点だ。
食材や料理が実物のように細かく造形し、色づけされているため、見ているだけでお腹がすいてくるほど。
『香港ミニチュア展』が開催されている池袋は、東京都内のなかでも国際的な文化が溢れる地域と言われている。
香港を知らない人は香港の姿を知ることができ。香港を知っている人は思い出を振り返られる。なんとも素晴らしいイベントである。
これを機会に覚えておきたいのは、香港の正式名称が「中華人民共和国香港特別行政区」であるという点。その一部からとって「香港」と略されている。
1997年7月1日に香港の主権がイギリスから中国へ返還された出来事は、当時の報道が記憶に残っている人も多いはず。
返還を機会に激変した部分もあれば、昔と変わらず残り続けている香港の姿もある。
ミニチュアだけで「好奇心」が物足りなくなった人は、香港に行ってみるのもありかもしれない。
ただし、香港に一度でも行ったら気をつけなければならないことがある。
その魅力の虜となり、日本に帰りたくなくなるかもしれないからだ。現に、あまりにも居心地が良すぎて年に6回以上、プライベートな香港な旅行をしている人がいる。
香港ミニチュア展
東京都豊島区東池袋3−1−1
池袋サンシャインシティ地下1階 噴水広場
2014年10月13日~23日10:00~20:00
記事: PHOTRIP(フォトリップ)https://photrip-guide.com/
Via: 香港政府観光局