豚背骨のタレ煮付け
930円
中華料理は人を魅了する。その証拠として、どの国に行っても多くの中華料理店が存在し、世界中の人々に愛されている。酢豚のような本格中華もあれば、餃子のようなファストフード中華もあるが、今回は、あまり日本人に知られていない未知なる中華料理を紹介したいと思う。
中国人でさえ「知らなかった」と言うほど希少な料理、「豚背骨のタレ煮付け」である。中華料理店『永利』の池袋本店で食べることができ、一度食べたらヤミツキになるほど美味なる肉料理なのだ。
料理のほとんどが骨で構成されており、かろうじて骨についている肉の部分をしゃぶるように食べる。
女性は「しゃぶるように食べるなんて下品」と思うかもしれないが、そんな考えは、一口食べた瞬間にスッパリと消えてしまうだろう。
豚肉が本来もっている旨味、骨からにじみ出たエキス、そして醤油の香ばしさがほどよく混ざり合い、この世のものとは思えない絶品なる豚の旨味を生み出す。
よく「カニを食べると美味すぎてみんな無言になる」というが、これも同様に、食べた瞬間から沈黙の魔法がかけられる。
素手でつかんで食べるので、箸は使わない。そのかわり、手が汚れないよう、ビニールの手袋を着用して食べる。
この料理を食べるときだけは、ちょっと下品でも豪快にしゃぶりつこう。遠慮しがちに食べていては、本来の美味しさを感じられまい。
店名: 永利 池袋本店
住所: 東京都豊島区池袋1-2-6
営業: 11:00~24:00
休日: 無休
記事: 東京メインディッシュ https://main-dish.com/