台湾が中国の侵略に対抗して掘った「翟山坑道」がスゴイ / 船も隠せる海の洞窟! 金門島

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かつて中国と台湾は激しい戦いを繰り広げてきました。1958年から中国は特に激しい侵攻を始め、台湾領の金門島に砲弾を47万発も撃つなど、徹底した侵略行為を繰り返してきました。そんな金門島には、台湾軍(中華民国軍)が掘った、とてつもなく巨大な地下洞窟が存在します。

・中国軍の砲撃にも耐えられる
その地下洞窟は「翟山坑道」といい、台湾軍が人工的に掘った洞窟。単なる洞窟ではありませんよ。なんと、海に直結して作られた洞窟なので、海から船で出入りできる洞窟なのです。そもそも、この洞窟は中国軍から目視で確認できない場所に作られたもの。ときおり岩盤が崩落することもありますが、基本的に頑丈で、中国軍の砲撃にも耐えられます。

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・人工洞窟ながらとても神秘的
現在、この翟山坑道は観光客に開放されており、誰でも無料で中に入って見学することができます。地上から入ると、大きく長い岩肌が露出した洞窟を進むことになります。そして階段を折れていくと、そこには海と直結した地底湖が。とても美しいブルー基調の洞窟で、人工洞窟ながらとても神秘的ですよ。

・特に戦車が人気
翟山坑道の周囲には、かつて台湾軍が使用した兵器が設置されています。自由に触れたり乗ったりすることができますよ。子どもたちには、特に戦車が人気のようです。中国人の観光客もたくさんいましたが、かつて中国人を狙っていた兵器と記念撮影していました。まさかこんな平和な状況が訪れるとは、かつての人々は思わなかったでしょう。

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・金城地区から歩くのもアリ?
翟山坑道は、金門島のメインシティともいえる金城地区に近くはありますが、徒歩で30分以上歩く必要があります。バスもありますが本数が限りなく少ないので、金城地区で自転車を借りていくか、タクシーで送り迎えをしてもらうのがベストでしょう。

金門島はとてものどかな場所なので、体力と時間に余裕がある人は、金城地区から歩くのもアリかもしれませんね。

もっと詳しく読む: Photrip フォトリップ https://photrip-guide.com/2016/04/06/kinmen-tunnel/


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