ドイツやフランス、イタリアやオーストリアなどに囲まれたスイスは、欧州周遊旅行のトランジットでも立ち寄りやすい国。「スイスに来たからにはハイキングしたい!」…そんな方に朗報です。
・チューリッヒ国際空港で荷物を預けましょう
日本からの直行便はもちろん、近隣諸国の航空会社からも多く就航するチューリッヒ国際空港(Flughafen Zürich)。ここから鉄道に乗車し約40分(1回乗換え)で、半日ハイキングができるスポットへ行けることをご存知ですか?
空港に着いたら、まずは1階にある荷物預け所(Left luggage services)あるいはロッカーへ。たとえばスーツケース一つなら12時間CHF9で預けられ、支払いはスイスフランはもちろん、ユーロやクレジットカードでも可能。身軽になったところで、さっそく標識に従ってスイス国鉄駅(Zürich Flughafen)へ。
・空港から約40分! 海抜871mのスタート地点に到着
インターシティ鉄道(IC)に乗車し約10分で、チューリッヒ中心部(Zürich HB)に到着。そこでホームを移動し、Sバーン鉄道に乗換えて約20分(1時間に3本運行)。
チューリッヒ西側にそびえる山・ユートリベルク(Uetliberg)が、半日ハイキングのスタート地点です。鉄道駅から林道を歩いて、山頂へ向かいましょう。
なんとも奇抜? な外灯や生い茂る緑を横目に進むと、一軒のホテルレストランや二つの塔が見えてきます。これらの塔はテレビ塔と展望塔。
展望塔を上れば、眼下にはチューリッヒ市街や湖の大パノラマ。目線をあげればスイスアルプスが悠然とそびえています。晴天時には、チューリッヒの大聖堂や聖母聖堂のシルエットもくっきり見えますよ。う~~、爽快!!!
・楽しみ方は旅のスケジュールに合わせて
眺望を満喫したら、そのあとは自分の旅程次第。時間に余裕があるならば、スローハイキングがおすすめです。ユートリベルクからフェルセネック(Felsenegg)までのコース(所要約1時間30分)は、道幅が広く歩きやすくて地元の散歩客も多いコースです。
ロープウェイでアドリスビール(Adliswil)という町に下れば、チューリッヒ中心部までSバーン鉄道が運行しています。都市部へ23分ほどで戻れます。
もしも時間が無ければ、頂上のレストランでゆっくり食事をしてから、行きと同じ経路で都市部へ戻るのもひとつ。
スイスに来たからには展望台やハイキングまで、欲ばって楽しみましょう。
もっと詳しく読む: スイス旅行者は必見! 空港直近で半日ハイキングできるよ(Photrip フォトリップ) https://photrip-guide.com/2016/08/11/halfdayhiking/