スイスで鉄道に乗って移動中、突然現地の女性に話しかけられた。「I love Japanese food!!」どうやら私が日本人と気づき、声を掛けてくれたらしい。
「Healthy で Tasty なので、できるだけ every day 食べるわよ」とのこと。スイス人女性が、よく食べる和食とはいったい? 実態を探るべくスイスの国民的スーパー「coop」(コープ)へ向かった。
・今回訪れたのはチューリッヒ中央駅の目の前にある店舗
空港もあるスイスの玄関口・チューリッヒ(Zurich)、駅舎を南から出て、歩く事1分足らずで、スイス各地に点在するスーパーcoopがある。
駅すぐの立地や早朝から深夜の長時間営業ゆえ、観光客や地元民で賑わうメガ店舗。さっそく入店すると、一番最初に“SUSHI”の5文字が目に飛び込んだ。
・和食コーナーでウェルカム
「SUSHI」という大きめプラカードの下には、見慣れた和食がずらり。よくよく見ると寿司は一部で、和食・日本フードがその過半数を示していた。SUSHIとは便宜上の言葉、スイスにおいては日本食全般を指す語らしい。
・Goma Algensalat=海藻サラダの胡麻和え
まずはおつまみから見てみよう。手にとったのは、海藻。どうやら酢に浸かっているらしく、チーズやパンを延々と食べてきた身には、酸味にそそられる(ごっくん)。こんな青青と艶のある海藻を、スイスの地でいただけるなんて。手のひらサイズでCHF5.5、日本円で約580円。
・Edamame=枝豆
一目見てグリーンピースのサラダかと思ったが、枝豆だった。スイスではさやから出した状態での販売が一般的。これを購入していた人は、プラスチックのスプーンを店員からもらっていた。
そんなのは枝豆じゃない!!
というのは、日本人の都合でしかないと我に返る。こちらも海藻サラダと同じCHF5.5。正直割高ですね……。
・Rice Sandwich Salmon(サーモンおにぎらず)
一時、日本で話題になった“おにぎらず”。実はおにぎらずが世に出る頃には、スイスですでに販売されていた。サンドイッチスタイルでカジュアルに楽しめる。
具も2~3種あったが、さすがにどれも洋風の具だった(鶏肉など)。CHF6.7、日本円約720円。
駅南側の路地で、はっぴがウインドウにかかっていた。ここは“江戸前”の寿司が食べられるSUSHI OSAKA。店名を見てキュンとしてしまった。
店を発見したら、あえてスイスで日本食に挑戦してみるといいかも。
もっと詳しく読む: スイスの和食を調べてみた結果 / 現地人御用達のスーパーに和食多数!(Photrip フォトリップ) https://photrip-guide.com/2016/07/28/japanese-food-swiss/