100年の歴史あるフライドポテト「炸鹹粿」は金門島だけの味 / 子供も大人もお姉さんも大好き

台湾

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台湾の孤島として知られている金門島には、100年以上の歴史あるフライドポテトの老舗がある。代々受け継がれてきたレシピを守りつつ、熟練の職人が毎日、店頭でフライドポテトを揚げ続けている。材料はコショウやビンロウの一部、そして里芋など。単に揚げた料理と侮ることなかれ。レシピと揚げ方に「プロの腕」が必要なのだ。

・じわじわと尾を引く甘さ
そのフライドポテトは「炸鹹粿」として売られており、価格は大が50台湾ドル、小が30台湾ドル。テイストは、ほんのりと塩味で、ほんのりと甘い。食べた瞬間、梨を食べたかのようなシャリッとした食感のあと、ふわっとした綿のような柔らかさを感じる。そしてじわじわと尾を引く甘さが広がっていく。つまり美味しい。

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・濃いめの焼酎や日本酒に合いそう
加熱するための燃料は薪である。もちろんそれは昔ながらの手法。ビールにも合いそうだが、どちらかというと濃いめの焼酎や日本酒に合いそうだ。とはいえ、このフライドポテトは子どもたちにも大人気で、おやつとしてはやや高額だが、友達同士で小サイズを買い、分けて食べている小中学生もいるようだ。台湾本土や中国から、わざわざ食べに来る人もいるという。

・食べながら金門島を観光
炸鹹粿は、食事というよりはオヤツのような位置づけのグルメである。これを食べながら金門島の街を歩き、観光を楽しむ。名物の金門焼餅を食べ歩きするのもいいだろう。とことん金門島を味わいたい人は、そんな旅の仕方もアリかもしれない。ちなみに、注文を受けてから揚げてくれるので、いつでも新鮮かつカリカリサクサクが楽しめるのも嬉しい。

もっと詳しく読む: Photrip フォトリップ https://photrip-guide.com/2016/04/08/taiwan-kinmon-potato/

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