モンゴルとの国境に面している中国の町「二連浩特」(エレンホト)。北京から発車したシベリア鉄道は二連浩特やウランバートルを経由し、モスクワへと向かう。非常に静かで人口が少ない町だが、中国において重要な国境都市ともいえる。
・座席はすべて寝台
そんな二連浩特から北京まで、鉄道だけでなく、長距離バスも走っている。13~14時間ほど走行するため、座席はすべて寝台。日本には存在しないが、バスに入ると細長い二段ベッドが無数に並べられている。乗客はベッドに寝ながら北京へと向かうのだ。
・多くの恐竜の化石が発見
二連浩特の周囲は砂漠と荒野が広がっている。かつて白亜紀には恐竜たちが棲んでいたらしく、今現在も多くの恐竜の化石が発見されている。恐竜博物館もあるので、二連浩特に行った際は立ち寄りたいものだ。
・提携している個人経営の食堂
すでに解説したように、北京まで13~14時間ほど走行するため、途中でいくつかのドライブインに立ち寄る。バス会社と提携している個人経営の食堂で、トイレもここで済ますのだが、トイレは野外で壁がなく、周囲に丸見えのため、特に女性には厳しい環境といえよう。
・大正時代や昭和初期の日本
それでも長距離バスの旅が楽しく感じるのは、二連浩特から北京までの車窓から「日本には報じられない真の中国」を見ることができるからだ。中国の田舎の風景は、まさに大正時代や昭和初期の日本を彷彿とさせる。ちなみに、二連浩特から北京までの運賃は日本円にして2500円前後だ。
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