タイの首都バンコクは、アジア最大級の観光都市だ。「世界中から観光客が集まる」という点でいえば、世界でもっとも多くの外国人が集まる都市と言っても過言ではない。特に欧米の観光客は「とりあえずバンコクから入る」というルートをとるケースが多く、バンコクを観光しつつ、隣国を旅する人が多い。
・「とりあえずバンコク」という選択肢
また、バンコクは非常に発展した都市なので、インターナショナル基準での観光サービスを期待できる。ホテル、グルメ、ツアー、あらゆるシーンがハイクラスなのだ。それゆえ、インドやカンボジア、ベトナム、ラオスなどを旅した外国人観光客がバンコクに立ち寄り、疲れた体を癒やすといういう役目もバンコクが担っている。さまざまな点において、「とりあえずバンコク」という選択肢は最高の選択なのだ。
・広大なジャングルと地方都市の風景
もしあなたがバンコクに行くならば、ついでにマレーシアにも行ってみてはいかがだろうか? それも飛行機ではなく鉄道で。あまり知られていないが、バンコクからマレーシアのクアラルンプールまで、マレー鉄道と呼ばれている長距離寝台列車が走っている。これに乗れば、タイ南部に広がる広大なジャングルと地方都市の風景を堪能しつつ、マレーシアまで行くことができるのだ。
・バンコクを観光してマレーシアへ
「バンコクは旅程に入れていないがマレーシアには行く予定」という人にも、マレー鉄道は強く推奨したい。日本から飛行機でバンコクまで行き、バンコクの街を満喫。そのあとバンコクから寝台列車でマレーシアに行って観光を満喫。またバンコクに戻って日本に帰ればいい。帰りもマレー鉄道は利用できるし、タイ国際航空などの飛行機でバンコクまで戻ってもいい。
・スターラターニー駅からも乗れる
なによりこのマレー鉄道、旅好きならば体験して損はない。時間に縛られず「癒やしの塊」のようなジャングルの中を走り抜けるわけで、そんなシーン、普通では体験できない。ちなみに、バンコク以外の地域からもマレー鉄道に乗ることが可能。サムイ島やパンガン島などのリゾート島が近いスターラターニー駅からも乗れる。マレーシアのペナン島にも行くことができ、その場合はバターワース駅で降りるとよい。
・寝台座席で3000~5000円
運賃は座席のクラスによってピンキリだが、バンコクからクアラルンプールまで、寝台座席で3000~5000円である。食事と飲み物もついてくるので、寝台列車の旅をちょっと優雅に堪能することも可能だ。
もっと詳しく読む: Photrip フォトリップ https://photrip-guide.com/2016/03/19/malayan-railways/