スウェーデンでは、毎年12月13日に『聖女ルシアの祭り』を開催します。ある意味、クリスマスの前夜祭ともいうべきイベントで、「クリスマスよりも大切な日」という考えの人もいるそうですよ。
『聖女ルシアの祭り』は、ルシアという聖女を祭る行事です。ルシアをイタリア語にするとルチア。どこかで聞いたことはありませんか? そうです。あの有名な歌『サンタルチア』のもとになった聖女なのです。
彼女はイタリアで船乗りを見守る聖女として語り継がれていますが、北欧のスウェーデンやフィンランドでは「貧しい人たちに身を削って施した聖人」として知られており、愛され続けているのです。
キリストの誕生を祝うクリスマスと同じように、聖女ルシアも祝われているというわけですね。
『聖女ルシアの祭り』では、クリスマスに先駆けて聖なる日を祈ります。女性たちは羽衣に身を包み、ルシアに祈りをささげます。
祈りのあとは、美味しい料理屋グリューワイン(ホットワイン)などで楽しい時間を過ごします。
もし12月13日にスウェーデンに行くことがあれば、『聖女ルシアの祭り』の行列を見ることができるかもしれませんね。
ちなみに、フィンランドでも同様のクリスマス前行事が開催されているそうなので、11~12月は北欧のお祭りを楽しむにはよい時期かもしれませんね。
記事: Photrip フォトリップ https://photrip-guide.com/
Via: 聖女ルシアの祭り(英文)