蕎麦の名店として西麻布で愛されてきた「おそばの甲賀」(東京都港区西麻布2-14-5)だが、冬の季節、牡蠣そばを食べるためだけに見せに通う客が増えるようだ。事実、SNSやブログには牡蠣そばの写真を掲載する人たちが多くなる。
・立ち昇る湯気はダシの薫り
牡蠣そばは、新鮮で肉厚な牡蠣に下ごしらえをし、丁寧に加熱して香ばしく仕上げ、ダシがきいた汁と蕎麦の上に盛り付けたもの。立ち昇る湯気はダシの薫りとともに、こんがりと香ばしい牡蠣の魅力も運ぶ。
・ずっしりと重みを感じるほど肉厚
褐色で透明度が高いダシの海に浮かぶ牡蠣。さっそく箸で牡蠣をサルベージすれば、ずっしりと重みを感じるほど肉厚であることがわかる。しっかり加熱されていながら、プリップリの食感は生かされたままで、含まれている旨味エキスの埋蔵量は満タン状態。
・止められない止まらない
牡蠣から溢れる旨味のゴールドラッシュ。それを一度でも体験してしまうと、止められない止まらない。蕎麦が魅力の「おそばの甲賀」であることは重々承知だが、牡蠣を次から次へと食べ続け、蕎麦は後回しに。通常は牡蠣そば1杯に牡蠣3つがデフォルトで、今回は2個追加して5個にしてもらったものの、牡蠣を目視で確認できたのは最初の3分ほど。一瞬にして丼から牡蠣が姿を消してしまった。
・冬季限定なので冬のお楽しみに
牡蠣そばは2月ごろまで食べることができる。牡蠣がなくなり次第終了することも考えられるので、どうしても食べたい人は急ぐのが得策かもしれない。
おそばの甲賀
住所: 東京都港区西麻布2-14-5
時間: 11:30~14:45 17:00~21:00
休日: 日曜 月曜
(記事更新日: 2023/04/09)