日本各地はもちろんのこと、シチリア、ハワイ、平壌、ストックホルム、ヘルシンキ、ヒマラヤ、そのほか数え切れないほど複数の地域で塩を食べてきたが、東京都の青ヶ島で作られている「ひんぎゃの塩」の美味しさを超える塩に出会ったことがない。
・島自体が火口をメインに形成
ひんぎゃの塩が作られている青ヶ島は、東京都にありながら八丈島のさらに沖に浮かぶ離島。人口は178人しかおらず、島自体が火口をメインに形成されており、いま現在も活火山として指定されている。
・神聖な場として立ち入りが禁じられている
地球上では非常に稀な、火口の中に火口がある二重カルデラが独特な地形を作り出している。火口部分は森となっているが、神聖な場として立ち入りが禁じられている。
・旨味をジワッと堪能できる極上の塩
そんな青ヶ島の特産品として焼酎「青酎」が知られているが、実は青ヶ島で作られている塩こそが、青ヶ島が誇る最高峰の特産品ともいわれている。独特な地形と海、そして地熱からに生まれる塩は、絶妙なバランスのミネラル成分を豊富に含んでおり、旨味をジワッと堪能できる極上の塩なのだ。
・ひんぎゃの塩を手に入れるために青ヶ島
ひんぎゃの塩は、グルメな人たちを魅了する最高の塩として密かに人気を博しているが、大量生産できないため、青ヶ島の商店でも売り切れることがあるほど。大げさに聞こえるかもしれないが、ひんぎゃの塩を手に入れるために青ヶ島に行っても損はしない、それほど美味な塩と言ってもよいだろう。
・天候が悪いと運休
青ヶ島には、ANAで羽田空港から八丈島に飛び、そこからヘリコプターかフェリーで行くことができる。天候が悪いと運休するため、行けなかったり、帰れなかったりする。
もっと詳しく読む: おそらく世界一美味しい塩「ひんぎゃの塩」が号泣レベルでウマすぎる(東京メインディッシュ) https://main-dish.com/2019/08/06/tokyo-aogashima-shio/