ロシアを代表する、いや、地球を代表する湖といえば、約3000万年前は海溝として形成されたとされる「バイカル湖」です。この湖は地球の湖のなかで一番深く、水深は1,741メートルあると言われています。また、地球で7番目に広い湖でもあり、ここにしか生息しない動物も多数います。つまり、地理的にも生物学的にも重要な場所なのです。
・湖面は100センチほどの厚い氷に
そんなバイカル湖は、1～5月の期間、完全に凍結します。気温がマイナス19度にも下がり、湖面は70～100センチほどの厚い氷となります。アスファルトのように硬くなった湖面を自動車が走ることも可能で、完全凍結後は氷に道路標識を立て、ドライブができるようになります。
・透き通った空気と湖
バイカル湖の沿岸に沿ってシベリア鉄道が走っており、北京からウランバートルを経由し、ロシア国内に入ってからはイルクーツク付近までバイカル湖沿いを走ります。
沿岸部は驚くほど透き通っており、水深が深くるほどディープなブルーのグラデーションを彩ります。完全凍結したバイカル湖も美しいものですが、凍結前のちょっと涼しいくらいの季節に行っても、透き通った空気と湖を楽しめますよ。
・シベリアのパリ
バイカル湖も美しいのですが、イルクーツクの街も落ち着いた雰囲気で癒やされますよ。「シベリアのパリ」といわれるほど、人気のある街なのです。バイカル湖を観光したい人は、イルクーツクの旅行代理店に依頼するか、日本でインターネット経由で依頼するのが良いでしょう。
ちなみに、ロシアは日本人の自由旅行が基本的に許されていませんので、ビザや現地人の紹介状など、詳しく調べてから旅行計画を立てたほうが良いでしょう。
もっと詳しく読む: もうすぐ完全凍結！ 美しきバイカル湖の風景 / 湖面は100センチの厚い氷に(Photrip フォトリップ) https://photrip-guide.com/2016/11/01/lake-baikal/