チベットの名物グルメといえばバター茶である。ヤクという牛の仲間の乳脂肪と塩をお茶にくわえたもので、チベットを訪れる観光客の多くがバター茶を飲む。バター茶は非常にクセがあるテイストのため、好き嫌いがハッキリと別れる飲み物だ。
・ツァンパと呼ばれる粉
そんなバター茶だが、生粋のチベット人はバター茶と一緒にツァンパと呼ばれる粉を一緒に食べる。バター茶と混ぜるのではなく、ツァンパをスプーンで口に含んだら、すぐにバター茶を飲んで、口の中で混ぜ合わせてその味を楽しむ方式。
・きな粉に非常に良く似た食感
ツァンパは大麦の仲間であるハダカムギの粉で、日本でいうところのきな粉に非常に良く似た食感。それゆえ、ツァンパを口に含むと水分が吸い取られ、咳き込むこともあるので注意が必要だ。
ツァンパを口に含んだら呼吸を止め、バター茶を流し込むべし。
・太陽光加熱装置が活躍
チベットは非常に資源が少ない地域で、お湯やバター茶を温めるためのエネルギーは太陽光から得ており、非常にローテクノロジーだが太陽光加熱装置は重宝されている。もしチベットに行く機会があれば、ぜひとも食べてみてほしいグルメのひとつだ。
ちなみにチベットの多くの地域が4000メートル維持用の高い場所に位置しているため、高山病対策は万全にして挑みたい。
もっと詳しく読む: チベット人の国民食「バター茶とツァンパ」を飲んでみよう / 富士山より高い場所で飲むお茶(Photrip フォトリップ) https://photrip-guide.com/2018/05/21/tibetan-butter-tea/