炙り肉濃厚つけそば
1080円
長いときは4時間も行列に並ばなくてはならないラーメンの名店「とみ田」。このラーメン屋が人を惹きつける魅力は多数あるが、大きく分けて3つの理由がある。
食べた瞬間に「きゅん!」と深みを強く感じる「余分な調味料で誤魔化していない」濃厚かつ後味の良いスープ、極太麺ながらけっして大味にはならない小麦の風味豊かなコシの強いつけそばの麺、そしてどんなに有名店になっても天狗にならず客に優しく接する謙虚な接客、その3つである。
・至極のラーメン屋がある
味もよければ接客も良し。そんな完璧に近いラーメン屋ならば、4時間並んででも食べたいというリピーターが多いのも理解できるというもの。とはいえ「毎回数時間並ぶのはつらいなあ」という人がいるのも事実。そんな人は、10分も並ばずに味わえる至極のラーメン屋「富田食堂」(千葉県松戸市松戸1240-3)に行くと良い。
・場合によっては待ち時間0分
ここは「とみ田」のスープを使用した濃厚つけそばが堪能できる希少店で、複数のラーメンマニアに「とみ田に劣らない味」と言わせたテイストが堪能できる店でもある。しかも、行列ができたとしても平均10分、長くても20~30分以内には店内で着席できる穴場なのだ。場合によっては待ち時間0分で入れることもある。
・砂のヴィーナスのようだ
ここで食べておきたいのは、なんといっても炙り肉濃厚つけそばである。ジューシーなチャーシューを目の前でじっくり炙って香ばしさを出し、内部に凝縮されていた肉汁を溢れ出させ、表面に纏わせる。キラキラに輝いたチャーシューは他店にはない色気を放っており、それはもう、砂浜に作られた儚(はかな)き砂のヴィーナスのよう。
・ここまで濃厚なスープは極めて稀
麺は極太麺で、箸でつまむと表面がツルツルとしていることがわかる。エコ箸と割箸どちらも用意されているが、この麺は割箸のほうがつまみやすいだろう。重量のある麺をスープに浸そうとすると、あまりにもスープが濃厚すぎるため、沈むまで時間を要する。ここまで濃厚なスープは極めて稀である。
・小麦エキスがスープの塩分で旨味に昇華
その味、最初に強めの塩分と旨味をガツン! と感じさせ、間髪入れずに尾を引く旨味が長時間続く。その旨味に酔いしれていると、併せて麺が強烈なコクとのど越しで甘美な食感を楽しませてくれる。同時に小麦エキスがスープの塩分によって旨味に昇華され、ダメ押しのウマさを生む。
・今までにないチャーシューの楽しさ
なにより、チャーシューが抜群に良いアクセントを楽しませてくれる。やや硬めで弾力がありながら、極薄に切ることにより「今までにないチャーシューの楽しさ」を体感させてくれる。
こんなにも素晴らしい麺料理を堪能できるとはあっぱれ。いつの日か、ここも4時間の行列ができるのだろうか。ならば誰にも教えなればよかった。……が、時すでに遅し。
もっと詳しく読む: 4時間も並ぶ「とみ田」の味を10分も並ばずに味わえる至極のラーメン屋「富田食堂」の炙り肉濃厚つけそば(東京メインディッシュ) https://main-dish.com/2016/10/31/tomita-syokudo-tsukesoba/
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住所: 千葉県松戸市松戸1240-3
時間: 7:00~26:00
休日: 無休
https://tabelog.com/chiba/A1203/A120302/12024544/
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