小豚 / ニンニクアブラマシマシ / 味付うずら 生卵 アオネギ
800円＋100円＋50円＋100円
日本全国の「ラーメン二郎」を食べつくす行為。それはすなわち、ジロリアン(ラーメン二郎マニア)を超越したラーメン二郎の神、いわゆるジロリアンゴッドになる修行。ということで、この「ラーメン二郎全店制覇」シリーズに皆さんもお付き合いいただければ幸いである。
・西台駅前店の特徴やルール
今回は、「ラーメン二郎 西台駅前店」(東京都板橋区蓮根3-8-14)で食べる。
工事のため、2016年10月30日から、仮店舗での営業がスタートする。そのため、この記事には仮店舗の住所を記載する。
常連を大切にする、豪快で威勢の良い性格の店主が人気者。初心者は怖いイメージを受けるかもしれないが、ルールさえ守れば怒られないので大丈夫。
ヤサイ、ニンニク、アブラ、カラメなどを増加でき、「マシ」や「マシマシ」も可能。有料トッピングとして生玉子、味付けうずら、アオネギ、シロネギがある。
・ラーメン二郎 西台駅前店 メニュー
ミニラーメン 600円
ラーメン 700円
小豚 800円
大ラーメン 750円
大豚 850円
生玉子 50円
味付けうずら 100円
アオネギ 100円
シロネギ 100円
・シチュエーション
食券を買って並び、席が空いたら順番に座る。スマホをいじってもいいが、ラーメンが出されててからは、撮影以外でスマホをいじるのはご法度。
うるさいおしゃべりも禁止で、黙々と食べるのがマナー。店主と常連は大声で会話をすることがあるが、それは店主と常連の特権であり、一般客には許されない行為。何度も通い、心通わせ、その権利を得よ。
・盛りクオリティ
今回は、小豚にニンニクアブラマシマシと味付うずらと生卵とアオネギを追加して注文した。無料トッピングを全部マシマシにすると豪快なボリュームとなるが、ヤサイマシマシにしなければ一般人でも食べられる量となる。
西台駅前店の最大の魅力は、誰が何と言おうとチャーシューである。大判の厚切りチャーシューが「ドカン！」と盛られているのが特徴で、ロールケーキのように渦巻き状になったチャーシューが出たら大当たり。ホロホロと崩れてとろけるチャーシューは、強い旨味を含んだエキスと化す。
一度でも食べたことがあれば、ラーメンを見ただけで上記のようなイメージが頭に広がり、腹が鳴ってくる。また、アブラマシマシにした影響により、完全に液状化した脂が1～2センチの層となって油膜を作り、クリアな湖面を魅せている。
・総評
悪いことは言わない。まず最初に丼を両手で持って、豪快に液状化した豚の脂をゴクゴクと飲もう。ちょろちょろと飲んではいけない。豪快にゴキュゴキュと喉を鳴らしながら油膜がなくなるまで完飲するのだ。とにかくその脂がウマイのである。それもそのはず、脂は旨味が凝縮された存在であり、塩分との融合でグルタミン酸としてのパワーを発揮する。つまり、油膜を飲む行為は、100％の旨味エキスを飲んだことになるのだ。
ジュルンジュルン、グチュングチュン、ぷびゅピュ、そんな音を立てながら超コッテリな油膜を飲む行為は、非常に心地よく、高い満足度が得られる。おそらく、豚の脂だけで300～350mlくらいはあるのではないだろうか。濃厚なそれを一気に飲むのだから、満足感のレベルは尋常ではないほど高い。
そして間髪入れず、複数のウズラを口に詰め込み、一気に砕く。さっき飲んだ脂と黄身が融合し、強烈なコクとなって脳を刺激する。豚の脂と、孵化する前の鳥の幼体。そのふたつが合わさり、まずいはずがない。西台駅前店は豚とウズラの愛称が良いことをを熟知しているといえよう。
美味しすぎて震えが止まらない。どうもありがとうございました。
・採点レビュー(5点満点)
美味: ★★★ / トロンと濃厚ミルキィで奮える味わい
麺質: ★★ / モソとした素朴な食感俺好み
出汁: ★★ / 夢中で飲んだミルキィな汁
肉質: ★★★★★ / 味染みてプルと柔らか神域ブタ
脂度: ★★★★★ / 液体アブラアブアブラ
総量: ★★★ / ムッチとしてザクッと喰えるもの
店員: ★★★★★ / この緊張感神域ィ！
総評: ★★★★ / アッツアツをハフハフしながら貪る
もっと詳しく読む: ラーメン二郎 西台駅前店 / 小豚 / ニンニクアブラマシマシ / 味付うずら 生卵 アオネギ(東京メインディッシュ) https://main-dish.com/2016/10/27/ramen-jiro-nishidaiekimae/
[map_card]ラーメン二郎 西台駅前店
住所: 東京都板橋区蓮根3-8-14
時間: 月火木11:00～13:30 17:30～21:30 / 水金11:00～13:30
休日: 水と金の夜 土日祝
[map addr=”東京都板橋区蓮根3-8-14″][/map_card]
Respected @habomaijiro
執筆: ミスタークドウ