海外を旅行することとは、カルチャーショックを体験すること。どの国でも大なり小なり衝撃はあるが、インドで受けるショックの度合いは、他国と比べても、さすがにずば抜けている。
筆者が初めてインドの町を歩き目を剥いた、インドの姿を伝えよう。
1. 町はサファリパーク
「野良犬に注意」とインド旅の教訓としてあまりに有名だ。ただ、犬にとどまらぬ実態を、どれだけの人が知っているだろうか。
やや山奥の自然溢れる地には、当然のように猿(彼らは食料に飢えている)
モデル顔負けのポージングでキメる鹿たち
リキシャすれすれを歩く牛(なんと立派な角)
洗濯物が干されるそばで草をはむ馬
神聖な地(寺院や聖堂)には決まって象
そして意外なほど、彼らは穏やかだ。多くの動物は人がいても泰然としている。威嚇してきたり襲ってくるようなことは、人間が過度に刺激しないかぎりはないのかもしれない。
2. 町はミュージアム
人によって手は加わらず自然のままに、町や風景が残る。それこそインドの魅力の一つであるが、時々、人が生み出したアートがある。
たとえばチェンナイ(Chennai)の鉄道駅の壁画。ど迫力のニャンコやカラフルな顔だらけの作品がお待ちかね。
迫力にのまれる。
3. 町はまれに大海原
インドは発展まっただ中の国。道路の整備だってこれからだ。そんなインドには排水溝など無い。
だが、排水溝が無いことがここまで、町の様子を豹変させるとは。
自動車がわりきって走行しているのにも驚く。
水に浸りきってもエンジンなど支障がないのかとハラハラしたが、案外問題ないらしい(「ブウン」と音を立ててのち、動かなくなる車もたまに見かけたが)。
実は膝下まで雨水に浸かった筆者から、アドバイスを一つ。天候が怪しい日は、ビーサンで町を歩こう。雨水のしみたスニーカーからたつ臭いに絶えながら乾くまで履き続けるのは、こたえる。
もっと詳しく読む: 実際にインドに行って本当に本当に本当に驚いた出来事3つ(Photrip フォトリップ) https://photrip-guide.com/2016/07/24/india-bikkuri/