完璧なる食感と旨味に絶賛「芝海老と穴子の天丼」を築地市場で味わう / 天房

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芝海老と穴子の天丼
1500円

築地グルメといえば、早朝から並んで寿司や海鮮丼を堪能するのが定番かもしれないが、「築地グルメの本質は寿司以外にある」という声があるのも事実。今回は、築地市場でもっとも定評のある「芝海老と穴子の天丼」をご紹介したい。

・地域住民に愛されている店
天ぷら専門の食堂『天房』には、開店の6:30と同時に築地市場で働いている人たちがポツポツと入っていく。観光客を歓迎するのはもちろんだが、『天房』は築地市場で働く人たちや地域住民に愛されている店なのだ。

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・「多段のサクッ」が存在
ここの名物は、芝海老と穴子の天丼。なによりも芝海老の天ぷらが絶品で、ひとくち食べればその食感と味の虜となる。サクッとした食感のなかに、幾重もの層が崩れていく「多段のサクッ」が存在し、食感として伝わってくる。まさに天ぷらのミルフィーユ。

・柔らかくて繊細
もともと芝海老は甲が非常に薄く、そして柔らかくて繊細だ。やや平べったい形状をしているのも特徴で、表現がおかしいかもしれないが、煎餅を食べるかのようにザクザク、パリパリ、カリカリと食べ進められる。

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・旨味エキスを封じ込める芝海老
そんな芝海老を絶妙な火加減と衣で揚げているため、芝海老の長所が生かされた仕上がりに。どんなに食べても甲殻が口に刺さることはない。あくまで食感を楽しませ、そして旨味エキスを封じ込めるためだけに甲殻が存在している。

・ジュワッとあふれ出す旨味
芝海老を食べた瞬間、一気に開放されたかのごとくジュワッとあふれ出す旨味。そんな芝海老が14~15尾も丼を占領しているのだから、まさに海老の楽園としか言いようがない。

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・別途注文で「しじみの味噌汁」
芝海老の来襲に応戦したあとは、ドドンと存在感のある穴子をいただく。非常にふわふわの穴子が、やはりふわふわの衣に包まれて、食べる前から美味しさを感じさせてくれる。できれば、別途注文で「しじみの味噌汁」100円と一緒に穴子をいただきたい。

・島根県の宍道湖しじみ
『天房』のしじみは島根県の宍道湖のものを使用しており、極めて繊細かつ豊富な磯の旨味を感じる。やや濃厚な穴子の暴走をしじみの旨味で打ち消し、あらたな旨味に変換する。なんとも素晴らしいコンビネーションだ。

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せっかく築地にきたから刺身も食べたい? それならば、新鮮なマグロのぶつ切りを500円で注文できるので、ビールと一緒にいかが?

もっと詳しく読む: 東京メインディッシュ https://main-dish.com/2015/07/21/shibaebi/

[map_card]天房
住所: 東京都中央区築地5-2-1 築地市場 6号館
時間: 6:30~14:00
休日: 日祝(水曜日も休む場合あり)
http://tabelog.com/tokyo/A1313/A131301/13002387/
[map addr=”東京都中央区築地5-2-1″][/map_card]


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