研究室のあるラーメン屋『まいど』に行ってみた

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東十条に、「ラーメン研究室」が併設された、ラーメン界の最先端をゆくラーメン屋がある。私は、京浜東北線に揺られ、そのラーメン屋『まいど』へと向かった。

店内に入ると、とても広い店内スペース。広いにもかかわらず、席はカウンターのみという、画期的なスペースになっている。注文方法は、券売機でほしいラーメンの券を購入するという形式だ。

私は並ラーメン(300円)の券を購入し、カウンター席の一番奥に座った。ふと、視線を左に向けると……ラーメン研究室だ!! 普通のアルミ製のドアに、「ラーメン研究室」と書いてある。

明確には「日本で初めてのラーメン研究室」と書いてある。に、日本で初めて!? じゃあ海外には数軒あるのか!? 私は、店主に突撃インタビューをしてみることにした(単なる会話だけど)。

店主に「ラーメン研究室」の事を聞く前に、ひとつ気になったことがあった。実は、私はこの店に3回ほど来店したことがあるのだが、いつもは老夫婦がきりもりしていたのに、今日の店員は、40代のアニキ風である……。バ、バイトか? 老夫婦は社長で、このアニキはバイトなのか?

筆者 社長さんは今日はお休みなんですか?
店主 ハァ!? 社長!? ぶははははは!! 社長なんていないよ。
筆者 え? いつもここにいた老夫婦が、社長じゃないのですか?
店主 あーふぁはははは!! あのジイさんね、ビザ切れで帰っちゃったよ。
筆者 えっ!!!!!!!!!!???? 日本人じゃなかったんですか!?
店主 タイムアウトで国に帰されたんだよ。もういねえよ。
筆者 マジですか!?
店主 マジもなにも、社長も次長もないよ。
筆者 あの老夫婦が社長だと思っていました。いつもいたので。
店主 もう一人のバアさんはうるさいからクビにしてやった。アハハハハ!!
筆者 老夫婦ですらなかったんですね……。社長はあなたなのですね。
店主 社長があえているとしたら、このビルの家主が社長!! ギャハハハハーッ!!
筆者 ……。

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筆者 あの、そこの「ラーメン研究室」って、どんな研究してるんですか?
店主 アンタいろいろよく聞いてくるねぇ!! そこは俺の部屋だよ!!
筆者 じ、自分の部屋!?
店主 そう!! そこはオレんち!! そこで生活してんの!!
筆者 研究は?
店主 してるっちゃあしてるし、してないっちゃあしてないな!!
筆者 ……してない。
店主 たまに便所と間違って客が入ろうとするんだよ。
筆者 そ、それは困りますね。
店主 便所じゃないっつーの!! 俺の部屋だっつーの!!
筆者 ……でも、研究してなくても、ちゃんとラーメン美味しいですね。

というわけで……「ラーメン研究室」では何も研究してないことが判明した……。

●おすすめメニュー
並ラーメン 300円
なんと、普通のラーメンがたったの300円で頂けるのだ。無料で大盛りにはできないが大満足。

みそラーメン 500円
かなりの大盛りラーメンである。何も言わなくても、麺が通常の二倍入っているのだ。味はスパイシーである。

醤油ラーメン 500円
オーソドックスな、安心して食べることのできる普通のラーメン……だが、量は並ラーメンの二倍である。

チャーシューメン 800円
しっかりと味の染込んだ厚めに切られたチャーシューが、たっぷりとどんぶりに乗っている。

餃子 350円
手作りの特性餃子で、1粒1粒がとても大きい。味はジューシーでとても美味しく、ビールに合う。

店名:まいど
業種:ラーメン
住所:東京都北区東十条3-1-6 RSMビル1F
営業時間:11:30~14:00/18:00~25:00
定休日:無休

※記事内容は取材当時の情報です


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