【ラーメン二郎全店制覇】ラーメン二郎 新潟店 / ラーメン小ぶた入り / ニンニクアブラマシマシ

テレビ・雑誌・話題の店

ramen-jiro-niigata4

ラーメン小ぶた入り / ニンニクアブラマシマシ
850円

日本全国の「ラーメン二郎」を食べつくす行為。それはすなわち、ジロリアン(ラーメン二郎マニア)を超越したラーメン二郎の神、いわゆるジロリアンゴッドになる修行。ということで、この「ラーメン二郎全店制覇」シリーズに皆さんもお付き合いいただければ幸いである。

・新潟店の特徴やルール
今回は、「ラーメン二郎 新潟店」(新潟県新潟市中央区万代5-2-8)で食べる。

店内のど真ん中に座って待つスペースがあり、そこが埋まると野外に立って並ぶ。基本的に食券は店内に入ってから買い、食券を店員に渡す際にヤサイやニンニクなどトッピングの有無を告げる。トッピングの量は「マシ」や「マシマシ」が可能だ。

・ラーメン二郎 新潟店 メニュー
ラーメン小 700円
ラーメン大 800円
ラーメン小ぶた入り 850円
ラーメン大ぶた入り 950円

・ラーメン二郎 新潟店 自販機メニュー
特茶
伊右衛門
南アルプスの天然水
サントリーPOP ホワイトソーダ
ペプシSTRONG EXTRA ZERO
7UP
デカビタC
黒烏龍茶
BOSS缶コーヒー各種
朝摘みグレープ&アルプスの天然水
CCレモン

ramen-jiro-niigata10

ramen-jiro-niigata9

ramen-jiro-niigata8

ramen-jiro-niigata15

・シチュエーション
店内は非常に広くてテーブル席が多く、ラーメン二郎の店舗としては極めて珍しいタイプ。3~4人などの複数人での来店客が多いようなので、客層に合った席作りになっている。店主はテキパキと働き、店員の男女もテキパキと働く、まさに「勤勉」を具現化したかのようなスタッフたちに好感が持てる。

ラーメン二郎の店舗としては比較的ハードルが低く、ゆったりとした雰囲気のなかで和やかに過ごせる。席数が多いので回転も速く、店内に入って数分で席に座り、ラーメンが出されているなんてことも多々ある。

ramen-jiro-niigata7

ramen-jiro-niigata6

・盛りクオリティ
今回は、ラーメン小ぶた入りにニンニクアブラマシマシを追加して注文。今回のラーメン、一目見て息をのんだ。いや、呼吸が止まった。まるで大理石を山から切り出したかのような、美しいチャーシューの脂の層に圧巻。その美しき流線形とグラデーションは、ミケランジェロの彫刻作品のごとく眩しい輝きを放つ。

スープの湖を覆い隠すかのように撒かれたニンニクの粒子は、まるで夕焼けの大地を舞う黄金の輝きのようだ。見た目だけでなくヤサイもガッツリと大量に盛られており、ヤサイのトッピングを依頼しなくとも山盛りになるのは素晴らしい。美しく、そして豪快、非の打ちどころがないパーフェクト超人的ラーメンである。

ramen-jiro-niigata5

ramen-jiro-niigata4

ramen-jiro-niigata11

ramen-jiro-niigata12

ramen-jiro-niigata14

ramen-jiro-niigata13

ramen-jiro-niigata2

ramen-jiro-niigata3

ramen-jiro-niigata1

・総評
はじめに言っておこう。新潟おそるべし! こんな話がある。フランスのフランスパンが美味しいのは、フランスの環境(気候等)で作られるパンだから。日本で同じ食材でフランスパンを焼いいても、フランスと同じものは作れない。……そういう説があるのだが、まさに新潟のラーメン二郎もそれなのだろうか。

極めて麺がウマイ! 著しくチャーシューがウマイ! そのふたつのポイントにおいて新潟店と同等に戦える他店舗は、極めて少ないのではないだろうか。もしくは、存在しないのではないだろうか。正直なところ、チャーシャーは本店をも凌駕するハイクオリティな仕上がりだと感じた。ついに一部分でも本店を超える店が出てしまったのか。会津若松駅前店のチャーシューにも感動したが、寒い地域のラーメン二郎はチャーシューのレベルがあまりにも高すぎる。

チャーシューの良さに関して、具体的に説明しよう。とにかく素晴らしいのが、チャーシューの食感と旨味の包容力である。食べた瞬間に広がる甘くてしつこくない脂エキスが、赤身部分に浸透して旨味を昇華。なにより、赤身がいっさいパサつくことなく、そしてプルプルしすぎず、絶妙な柔らかさで崩壊。

動物性の脂はベトつく性質があるし、仕込みが不完全なチャーシューはベトつきを残したまま提供される。しかしながら、新潟店のチャーシューは脂がサラサラ。それが食べた瞬間から赤身にも流れ込むものだから、コクを生みつつ同時に爽やかな後味を感じさせてくれるのである。新潟店でラーメンを数杯食べたが、チャーシューのクオリティにブレがないのも衝撃だ。それにチャーシューの豪快な大きさと厚みも素晴らしいではないか。

また、麺の美味しさも侮れない。食べた際に千切れる硬度が絶妙で、長時間スープに浸っていたとしても、ほぼ硬度が変わらず保ち続けている。よって、いつまでも心地よい食感を生み続ける。さらに小麦の旨味が段違いに上質! 食べれば食べるほど旨味がどんどん溢れて脂と作用し、食べる者を相乗効果で恍惚の世界へ誘う。

新米を食べたときの美味しさの感動が、この麺からも感じられるのだ。茹で加減のスキルだろうか、それとも食材か。他店舗が1に対して1の旨味だとしたら、新潟店は1に対して1.5の旨味が含まれているように感じた。麺をよく見ると、形状がしっかりしているのがわかる。どんな侵略にも耐えうる屈強な壁のごとく、絶対に負けないゆるぎない意志を感じる。

太陽神ラーは、息子テフヌトが長旅から帰ってきたことに感動し、その涙から人間を作ったと言い伝えられているが、ラーメン二郎にも同様の事が言える。本店のオヤジさんが生み出したこの味は、各地に飛翔し、新たな息吹となって「新たな味」を創造した。そのひとつである新潟店は、もしかすると神をも超越する存在になりつつあるのかもしれない。

いやはや、ラーメン二郎新潟店恐るべし。ここのラーメンを食べずして、ラーメン二郎は語れないかもしれない。そう言っても過言ではないほど高レベルだった。新潟店は神を超えるのか。神、いわゆるゴッド。その神域へ到達する日は近いかもしれない。

美味しすぎて震えが止まらない。どうもありがとうございました。

・採点レビュー(5点満点)
美味: ★★★★ / 一口で虜ッ! 恍惚テイストッ!
麺質: ★★★★★ / ズババと啜れる俺好みのもの
出汁: ★★★ / プカアブラプカプカ汁
肉質: ★★★★★ / プリと柔らか味染みた最ッ高にウマいぶた
脂度: ★★★★ / 塩気とアブラの興奮仕様ッ!
総量: ★★★ / 麺少なめ野菜多めなるもの
店員: ★★★★ / 導かれし者たち
総評: ★★★★★ / 二郎観大幅に書き換わる衝撃的ウマ味

もっと詳しく読む: ラーメン二郎 新潟店 / ラーメン小ぶた入り / ニンニクアブラマシマシ(東京メインディッシュ) https://main-dish.com/2016/10/06/ramen-jiro-niigata/

[map_card]ラーメン二郎 新潟店
住所: 新潟県新潟市中央区万代5-2-8
時間: 11:00~14:00 16:30~22:00 / 土日10:00~16:00
休日: 月曜 / 第3日曜 / 祝日
[map addr=”新潟県新潟市中央区万代5-2-8″][/map_card]
Respected @habomaijiro

執筆: ミスタークドウ

タイトルとURLをコピーしました