小ラーメン / ニンニクアブラマシマシ / キムチ 生姜 生卵
690円＋50円＋50円＋50円
日本全国の「ラーメン二郎」を食べつくす行為。それはすなわち、ジロリアン(ラーメン二郎マニア)を超越したラーメン二郎の神、いわゆるジロリアンゴッド。ということで、この「ラーメン二郎全店制覇」シリーズに皆さんもお付き合いいただければ幸いである。
・仙台店の特徴やルール
今回は、「ラーメン二郎 仙台店」(宮城県仙台市青葉区立町2-8)で食べる。
JR仙台駅からやや離れた場所にあるため、地下鉄の大町西公園駅(または広瀬通駅)から徒歩で向かうのがベスト。行列ができているときは、店舗側でなく歩道の車道寄りに並ぶのが暗黙のルール。
行列に並びながらも入店前に食券を購入。まだ着席前でも店員に「大ですか？ 小ですか？」と聞かれるが、怖気づくことなく「小で！」とはっきりとした声でサイズを伝えよう。店員にとって、客の声が聞こえないのはとても困る。
店員がおすすめのメニューを推奨してくることもあるので、気分次第でそれにしてもいいだろう。仙台店のおすすめメニュー(期間限定メニュー等)にハズレはない。無料トッピングはマシやマシマシが可能で、有料トッピングにはラーメン二郎のなかでも稀なキムチがある。
・ラーメン二郎 仙台店 メニュー
小ラーメン 690円
小豚ラーメン 790円
大ラーメン 790円
大豚ラーメン 890円
キムチ 50円
生卵 50円
生姜(現金払い) 50円
黒烏龍茶 170円
イケメン写真 売り切れ
・シチュエーション
店内は狭いほうだが、窮屈というほどでもない。開いた席に座ってじっくりと待っているとトッピングを聞かれるので、ヤサイ、ニンニク、カラメ、アブラなどのリクエストをする。
自販機はないが店内で黒烏龍茶を販売しており、買い忘れをしても飲むことができる。おそらく、自販機を置くスペースがなかったのだろう。ちなみに、食券機にはイケメン男子の写真が貼られている欄があるが、彼の食券は売り切れで買うことができないのでご注意を。
・盛りクオリティ
今回は、小ラーメンにニンニクアブラマシマシとキムチと生姜と生卵を追加して注文。特にキムチの量が想像以上に多く、驚く人は少なくない。ニンニクと生姜もドッサリと盛られるので、見た目的に豪快さが増す。
アブラマシマシにすると、ゼリー状の「かろうじて固形の部分も残っている脂」がたっぷりとのせられる。キムチの深紅、太陽のような卵黄、そして小麦色のニンニクと生姜が盛りの美しさを演出。それと同時に豪快さも感じさせる、センスある一杯。
・総評
仙台店のラーメンは、非常に個性的だ。いや、その「個性」とは奇抜という意味ではない。ラーメン二郎を長きに渡って食べてきた人であれば、全体的な強いコク、乳化したスープ、やや濃いめ味付け、そのすべてが他店舗より際立っていることに気が付くはずだ。
北海道や東北には、濃いめの味付けをした鍋が多数ある。石狩鍋、しょっつる鍋、きりたんぽ鍋、せんべい汁、そのどれもやや強めの塩分が美味しさを増している料理。ラーメン二郎仙台店のラーメンにも、それに繫がる「強いからこそ美味しい」が楽しめる。
乳化したスープと、スープに溶け出したやわらか麺の小麦の旨味、そして上質な脂の甘味とエキス。そこに強めの醤油が現れ、ガツンと味覚神経を攻めるのである。ダメ押しでキムチ、生姜、ニンニクがとどめの「ガツン！」を投下する。深い、濃い、強い、なにもかもが最上級。
タイミングによってブレもあるかもしれないが、やわらかい麺が美味しさの本質を担っているのではないだろうか(麺は他店舗と同様のレシピのはずだが茹でのスキルに違いか)。やわらかい麺ほど、小麦のうまみがスープに流れやすいのである。仙台店のラーメンは非常に非常に強く、まさに東北のラーメン二郎といった美味しさだった。
美味しすぎて震えが止まらない。どうもありがとうございました。
・採点レビュー(5点満点)
美味: ★★★★ / ミッチリ美味なるもの
麺質: ★★★★ / 柔らかでクニュとした麺
出汁: ★★★ / 醤油効いた濃厚汁
肉質: ★★★ / 強めな塩気
脂度: ★★★ / トロンと濃厚
総量: ★★★★ / 神域のもの
店員: ★★★ / 元気すぎる俺好みの者
総評: ★★★★ / 人智超えたウマさに奮える
もっと詳しく読む: ラーメン二郎 仙台店 / 小ラーメン / ニンニクアブラマシマシ / キムチ 生姜 生卵(東京メインディッシュ) https://main-dish.com/2016/10/03/ramen-jiro-sendai/
[map_card]ラーメン二郎 仙台店
住所: 宮城県仙台市青葉区立町2-8
時間: 11:30～14:30 17:00～21:00 / 日11:30～19:30
休日: 月曜日
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執筆: ミスタークドウ