120年以上の伝統ある文化庁登録有形文化財の天丼屋 / 土手の伊勢屋

テレビ・雑誌・話題の店

tendon6

天丼(ハ)

JR南千住駅や地下鉄三ノ輪駅から徒歩10ほどの場所に、「土手の伊勢屋」と呼ばれている130年以上の伝統ある天丼屋がある。もともと川の土手沿いに店舗があったため「土手の」と呼ばれているのだが、創業の明治22年から現在に至るまで土手は消滅し、その名称にだけ名残がある。

・開店前から行列ができるほど
店舗はまさに歴史を感じる造り。それもそのはず、文化庁の正式な登録有形文化財としていま現在も「ほぼ当時のまま」残されている。ここの天丼が日本一美味しいと断言している人もいるほどで、日本全国から「土手の伊勢屋」の味を求めてグルメな人たちが集まる。その人気は、店頭に開店前から行列ができるほど。

tendon11

tendon12

・穴子も野菜も海老も入っている
ここの名物は何といっても穴子。新鮮さと美味しさを重視し、朝じめの穴子を使用。野菜や海老にも定評があり、どれを注文するか悩む人もいるかもしれないが、そんな場合は、天丼(ハ)がオススメだ。天丼にはイロハでランクが付けられており、上中下や松竹梅のようなもの。ハは穴子も野菜も海老も盛られており、「土手の伊勢屋」の味がすべて堪能できる集大成ともいうべき品。

・香ばしくも旨味たっぷりな天ぷら
この店の特徴は、たっぷりの衣をつけてごま油で揚げた天ぷら。衣は多いがモッサリせず、カラッとしている。タレが染み込んでフワッとしている衣も絶品で、食べれば食材のプレーンなテイストとタレ、そしてごま油が合流し、香ばしくも旨味たっぷりな天ぷらが堪能できる。

tendon7

tendon5

tendon8

・別注の味噌汁は必須
タレはやや多めで、まさに「大江戸の豪快な天丼」。部分的にタレが集中し、濃さを強く感じる部分もあるが、むしろそれが良い結果を生む。タレの侵入を許していない部分も多くあるため、味に起伏があり、食べていて飽きないのである。ただし、別注の味噌汁は必須。天丼(ハ)の美味しさを鋭い味噌の味で引き立ててくれる。

・満足度は半端ではない
ご飯の量は適度だが、天ぷらの量は尋常ではない。天ぷらを食べても、どんどん置くから天ぷらが出てくる。特にぷりぷりの海老が何匹も入っているのには驚かされる。みょうが、れんこん、ししとう、海老、大海老、穴子、隙間なく天ぷらが敷き詰められているのだ。これを食べて満足できない人はいまい。

tendon4

tendon2

tendon3

tendon1

tendon9

tendon10


土手の伊勢屋
住所: 東京都台東区日本堤1-9-2
時間: 11:00~14:30
休日: 水曜日
※2023/02/24記事更新

タイトルとURLをコピーしました