日本に昭和的な喫茶店、昭和的な食堂、昭和的な町並みがあるように、香港にも古きよき時代の「きどらない大衆食堂」がいくつかあります。香港人はそのような店に行き、ホット一息ついて、日ごろの疲れを癒やすのです。
・地域住民の食事の場
香港の都心部からちょっだけ外れた地域、荃湾区(チェンワン)にあるカフェテリア『嘉樂冰廳』(Gala Cafe)。ここはまさに古きよき時代の面影が残る店。トーストや卵料理が人気で、カジュアルなデートや地域住民の食事の場として、連日連夜、大行列ができています。
・フワフワ卵焼きをトーストでサンド
どの料理も美味しいのでハズレはありません。あとは何を注文するかですが、ここにきたら絶対に食べておきたいのが、卵サンドです。焼きたてのフワフワな卵焼きを薄めのトーストでサンドした料理で、ここの名物になっています。
・卵を何個使ったの?
しっかりと丁寧に焼くので、注文をしてから完成まで15~20分ほどかかります。出された卵サンドを見て驚かない人はいません。「卵を何個使ったの?」と思うほど巨大かつ厚みのある卵焼きがトーストにサンドされています。
・塩をかけて食べるとバッチリ
半熟ではなく、しっかりと火を通したタイプの卵焼きで、焼きすぎず、しっかりとフワフワ感があるのが特徴。まるでミルフィーユのように何重にも卵の生地が重なっているのがわかります。味付けはプレーンなので、塩をかけて食べるとバッチリなテイストに。
・トーストの香ばしさが卵焼きにピッタリ
あまりにも卵焼きが大きいので、トーストの存在感が薄れてしまいます。なので「トーストはつかんで食べるためだけにある存在なのでは」と思うかもしれませんが、食べれば、トーストの香ばしさが卵焼きにピッタリなのに気がつきます。
・豚の肉汁と合わさってマイルド
また、もうひとつの特徴として、ジューシーに焼いて仕上げた豚肉のスライスがサンドされている点にも注目。卵焼きのプレーンな味わいが、豚の肉汁と合わさってマイルドな旨味に変化するのが感じられます。これはヤミツキになってしまうかも!? 重ねて言いますが、薄味なので濃い目が好きな人は塩をかけましょう。
[map_card]嘉樂冰廳 (Gala Cafe)
住所: 40B, San Tsuen St, Tsuen Wan, Hongkong
時間: 10:00~17:00
休日: 無休
[map addr=”荃灣新村街40B号地下”][/map_card]
もっと詳しく読む: Photrip フォトリップ https://photrip-guide.com/2015/11/17/hongkong-gala-cafe/