ポークカレー
1300円
世界を旅してあらゆるカレーを食べてきた旅人が、「おそらく日本で一番美味しいスリランカカレー」と断言している店がある。東京都渋谷区にある『マリーアイランガニー』のポークカレーだ。
・「比類なき絶品」を作り上げた
渋谷の東急百貨店本店から程近い、場所にあるものの、ビルの5階にあるので非常に目立たない。
すでに閉店してしまったが、かつてスリランカカレーの名店と呼ばれていたシェフの味を受け継ぎ、その味はさらなる進化を遂げ、「比類なき絶品」を作り上げた。
・スリランカカレーを食べに行く店
スリランカ料理の店として営業しているが、客の視点でみれば確実に「スリランカカレーを食べに行く店」。
店内に入るとスパイスの爽やかな香りが広がっているのを感じる。注文するのはもちろんポークカレー。
・カレーの大平原に鎮座
価格が1300円なので割高に思うかもしれないが、出てくるカレーを見れば、その考えは一気に吹き飛ぶ。
まるでエアーズロックのような豚肉が、カレーの大平原に鎮座。その神々しい存在は、スプーンを入れることさえ躊躇する。
・濃厚でありながら爽やかな後味
とはいえ、食欲に負けてエアーズロックを崩してライスとともに食べるのだが、いやはや、まいった。崩壊するとともにどんどん流れ込む肉汁のウェーブ。それが無数に作用しあうスパイスと混ざり合い、濃厚でありながら爽やかな後味を生む。
しかもこのスパイスの調合、今まで食べてきたカレーの「どれとも似ていない」。組み合わせるスパイスの種類が独特なのはもちろんのこと、極めて精細に計算されたスパイスのバランス。これが、唯一無二の感動を生むのだ。
・心の琴線に触れるスパイス
ライスの炊き加減も絶妙だ。カレーをスプーンですくうと、粘度の高い部分とサラサラの部分が共存しているのがわかる。ライスの深部にサラサラとスパイシーなカレーが流れ込み、ダブルパンチで濃厚ドロドロカレーがライスをカバーする。
ほどよい硬さの米粒が弾けるたびに、スパイスと豚肉の旨味が幸福神経を刺激する。心の琴線に触れるスパイスがそこにある。
[map_card]マリーアイランガニー
住所: 東京都渋谷区宇田川町34-6 M&Iビル5F
時間: 11:30~15:00 17:00~23:00
休日: 月曜日(不定休)
[map addr=”東京都渋谷区宇田川町34-6″][/map_card]
もっと詳しく読む: 東京メインディッシュ https://main-dish.com/2015/05/29/marieiranganee/
Via: マリーアイランガニー