塩ラーメン
650円
ここ最近、突然、全国規模で「絶賛されているラーメン屋」がある。群馬県高崎市のラーメン屋『清華軒』だ。店は住宅街にあり目立つ店とはいえない。創業は1956年で、深い歴史を持つ店なのは確かだ。
・全国から客が訪れる
もともと地域住民に愛されていたラーメン屋だったが、最近になって全国から客が訪れるようになった。その理由には諸説あるが、ひとつだけ確実にいえることは「ここのラーメンが絶品だ」ということ。実際にお店に出向き、その味を体験してみた。
・古き良き食堂の風景がそこにある
店内に入ると、気の優しい店員たちが愛想よく接客してくれる。「いかにも昔ながらのラーメン屋!!」という雰囲気の一階席もいいが、お座敷タイプになっている二階も素晴らしい雰囲気。日本から消えつつある、古き良き食堂の風景がそこにある。
・ジワジワと沸き起こる旨味の攻め
『清華軒』を訪れる客のほとんどが、塩ラーメンとラーメンを注文するようだ。ネットでは「王道のラーメンを突き詰めた一杯」と絶賛している客もいる。まず最初に食べたのが塩ラーメン。食べた瞬間からジワジワと沸き起こる旨味の攻めが凄まじい!
・スープには心をホッとさせる何かがある
麺が持つ臭みや雑味はいっさいなく、クリアなスープが味覚の琴線に触れる。なんなんだ、どうして心に響くのか!
記憶をたどってその理由を考えた結果、「子どものころ祖母が作ってくれた味噌汁を飲んだときの安心感」に行き着いた。それだ! これは塩ラーメンであって味噌汁ではないが、このスープには心をホッとさせる何かがある!
麺は「丸みのある小麦の旨味」をジワジワと感じさせ、余計な味をスープに流し込まない。スープは絶妙な塩とダシの濃度でしつこくなく、味覚を疲労させることなく、いつまでも食べ続けることができる。
シンプルな昔ながらの塩ラーメンは無数にあるが、ここは別格。シンプルでスッキリした味わいをしながら、スープの後味に強いコクがあるため、食べていて満足度が高い。物足りなさを一切感じさせないのだ。
・ラーメンとしての完成度が高い
麺、塩加減、ダシ、すべてにおいてラーメンとしての完成度が高いだけでなく、着飾らないことで「また食べたい」「毎日食べてもいい」と思わせる味を創造している。
ここのラーメンを食べずして、ラーメンは語れないかもしれない。
[map_card]清華軒
住所: 群馬県高崎市相生町58
時間: 11:00~15:00 17:30~20:30
休日: 水祝
ルート: JR北高崎駅から徒歩13~15分
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もっと詳しく読む: 東京メインディッシュ https://main-dish.com/2015/04/07/seikaken/
Via: 清華軒
動画楽曲: THE SCREENTONES / 地底レコード