トルコの首都・イスタンブール。情緒あるアジアとヨーロッパの文化融合都市だが、その地下には巨大な地下宮殿があるのをご存知だろうか?
その名を『イスタンブール地下宮殿』(バシリカ・シスタン)といい、巨大な貯水槽として作られたもの。
しかもこれ、近代になって作られたものではなく、東ローマ帝国時代の建造物というから驚きだ。
東ローマ帝国時代の皇帝・ユスティニアヌスが指示して作らせたとされており、世界遺産としても登録され、価値のある建造物として世界的に知られている。
ここは観光客も入ることができ、その神秘的な宮殿の雰囲気を体験することができる。旅行サイト『トリップアドバイザー』には、この不思議な宮殿で記念撮影をした人たちが数多くの写真を掲載している。
その湿度、その光、その石造り、そのすべてから不思議なオーラを放っている。まるで、魔法の世界に迷い込んだかのような気持ちになる。
実はここ、映画『007 ロシアより愛をこめて』の舞台としても使われており、映画のファンにとっては聖地のような場所。
写真を見て「どこかで見たことがある」と思った人もいるのではないだろうか。
イスタンブールは非常に活気のある大都市だ。しかし、イスタンブール地下宮殿は失われた遺跡のごとく、静かに地下に眠っている。静かなるトルコもよいものだ。
ちなみに、この貯水槽には数多くの魚が生息している。
自然が作り出す絶景も素晴らしいが、人が作りし絶景も見事なものである。
記事: Photrip フォトリップ https://photrip-guide.com/
Via: イスタンブール地下宮殿(トリップアドバイザー)