10月3日から10月6日まで、香港島の大坑(タイハン)地区で、中国の伝統的な祭りのひとつ「大坑ファイヤー・ドラゴン・ダンス(舞火龍)」が開催されます。全長約67mもあるファイヤー・ドラゴンが浣紗街(ウン・シャ・ストリート)を練り歩き、ひと目見ようと集まった多くの人出で賑わうようです。
・仏陀からのお告げ?
もともと農民や漁民が住む小さな客家(ハッカ)の集落だった大坑。言い伝えによると19世紀に疫病が大流行した際、村の長老に「中秋節の間、ファイヤー・ドラゴン・ダンスを踊って爆竹を鳴らせば、疫病を追い払える」と仏陀からのお告げがあったのだとか。
これに従ったところ疫病がなくなり、大坑の住人は中秋節に3日間健康と村の繁栄を祈ってファイヤー・ドラゴン・ダンスを踊るようになったのだそうです。
・受け継がれる舞
現在の大坑は村ではなく、流行のレストランや高級アパートメントが並ぶオシャレな地区。しかし、ファイヤー・ドラゴン・ダンスは脈々と引き継がれており、香港の無形文化遺産リストの重要項目に挙げられたり、2011年にはナショナリストに登録されたりもしています。
・勇壮でダイナミック!
この行事の主役であるファイヤー・ドラゴンの身体には藁と線香が取り付けられた32個の節があり、火の中、煙の中を舞う姿は勇壮かつダイナミック。それぞれのパーツの総重量は100kgを超え、頭だけでも約48kgもあるといいます。
開催時間は20時15分~22時30分、おすすめの観覧場所は大坑と浣紗街。10月4日の22時45分~23時45分には銅鑼湾(コーズウェイベイ)ビクトリア・パーク内の会場にて、特別ショーも行われます。これを目当てに香港旅行というのもアリかも!?
もっと詳しく読む: 全長約67mのドラゴンが舞うよ! 100年以上受け継がれる香港の伝統祭「大坑ファイヤー・ドラゴン・ダンス」開催(Photrip フォトリップ)https://photrip-guide.com/2017/09/22/hongkong-fire-dragon-dance/