海外旅行に行くなら「世界の絶景」を堪能したいものだが、もしあなたにちょっとした遊び心、いや、冒険心があるのであれば、「世界の絶叫」を体験してみるのもアリかもしれない。南アフリカのブルークランズ橋である。
・世界最高レベルの高さ
えっ? ただの橋がどうして絶叫なの? そう思うかもしれないが、この橋では日々、絶叫が響き渡っている。そう、この橋こそギネスブックに記録されている最恐バンジージャンプなのだ。ギネスブックに掲載された理由は、世界最高レベルの高さ。216メートルからジャンプする、バンジージャンプのメッカだからである。
・バンジージャンプをする環境としては最適
ブルークランズ橋は、南アフリカの牡蠣の名産地ナイズナからクルマで約1時間ほどの場所にある。自然豊かな大地にあり、西ケープと東ケープの境にある巨大な橋だ。橋の下は渓谷になっており、インド洋へと流れる川がある。生い茂った木々、ゴロゴロところがるっている岩、そして橋から地面まで何もない216メートルの空間、バンジージャンプをする環境としては最適すぎる場所であり、飛び降りる人々を恐怖の底へと突き落とす(笑)。
・飛び込みポイントまで徒歩で移動
バンジージャンプにチャレンジしたい人は、橋の横にある受付所で説明を受け、リスクに対して合意できればサインをする。そして専用のジャケットを着用して体重計に乗って重さをはかり、改めて説明を受け、飛び込みポイントまで徒歩で移動する。ちなみに、飛び込みポイントまでの移動も恐怖で「飛び込み中より移動中ほうが怖いんじゃないか」と思えるほど。
・一番恐怖な場面は飛び込む寸前
飛び込みポイントに到着すると、飛び込む順番が告げられる。ひとり一人しっかりと命綱を装着され、スタッフ2人に肩を抱えられ、飛び込みポイントまで移動。
いち、にっ、さん! の掛け声とともにジャンプして216メートルの地面に向けて落下。さきほど「飛び込み中より移動中ほうが怖いんじゃないか」と書いたが、正直、一番恐怖な場面は飛び込む寸前の瞬間である。
・後戻りでない恐怖
下を見れば、そこは216メートルのフリーフォール。命綱があったとしても「地面に落ちるかも」という恐怖が全身を包む。しかもここまできて後戻り不可能。怖くないはずがない!!
だがしかし! これだけは言える。ここをジャンプすることにより、たいていの悩みや問題は吹っ飛ぶ。ここから飛び降りる恐怖を乗り越えられたのならば、たいていのことは「取るに足らない問題」になるのだ(笑)。
・レッツ! アフリカンバンジー!
スカッとしたいとき、何かフッ切れたいとき、冒険心が止まらないとき、自分の度胸を試したいとき、南アフリカのブルークランズ橋のバンジージャンプは最適な場所ともいえるだろう。ちなみに、ジャンプした際の写真や映像をあとで入手することができる。カメラを持って行って撮影してもいいが、安全には注意して行動したい。レッツ! アフリカンバンジー!
<ナイズナまでの行き方>
日本から旅客機の直行便はないが、シンガポール、ドバイ、ドーハなどを経由してヨハネスブルグ空港で乗り継ぎ、ジョージ空港に向かう。そこからクルマでナイズナまで移動し、さらに1時間移動した先にブルークランズ橋がある。プレッテンバーグ・ベイ空港やポートエリザベス国際空港からクルマで行くことも可能だ。旅行代理店を通じての移動をおすすめする。
もっと詳しく読む: ギネスブック掲載の最恐バンジージャンプを体験しよう / 巨大な橋から渓谷へ飛び降りる! 南アフリカ(Photrip フォトリップ) https://photrip-guide.com/2017/05/11/south-african-bungee-jump/