タイランドポストは、大型のリチウムイオン電池に続いて携帯電話やスマートフォンなどに使われる小型のリチウムイオン電池も危険物として、海外への発送受け付けを拒否しています。
・かつては条件付きで輸送が可能
リチウムイオン電池の航空輸送は、2016年4月以降厳しい条件が付くことになりました。ホバーボードなどに使う大型の電池は一切受け付け不可能になりましたが、スマートフォン、デジタルカメラ、ガラケー(フィーチャーフォン)などに使われている小型のリチウムイオン電池は、条件付きで輸送が可能でした。
・小型リチウムイオン電池も航空輸送を拒否
しかし、2016年10月にサムスン電子の最新機種『Galaxy Note 7』が電池周りの欠陥で発火・爆発するなどトラブルを連発して生産中止に追い込まれ、これ以降他のスマホなどに使われる小型リチウムイオン電池も航空輸送を拒否されるケースが出るようになったのです。
・受付拒否された事例あり
正月が明けた2017年1月4日、プラカノン郵便局(ワッタナ区)では日系不動産屋のスタッフが「お客様が忘れて帰ったガラケーを日本に送らなければいけないが受付拒否された」と語っていました。
・個人の裁量で拒否してしまう可能性あり
リチウムイオン電池単体(本体から外した状態)では当然受け付けられません。取り付けていたとしても、電池の容量や1回に送れる個数に制限があり、なおかつ予備バッテリーが同梱されていると単体扱いになってしまい受け付けられないといいます。
このため、郵便局員が面倒臭がって本来受け付けられるものでも個人の裁量で拒否してしまう可能性があるとのことです。
もっと詳しく読む: 忘れ物のガラケーをタイから日本へ郵送できなくなった件 / 郵便局が受付拒否(Photrip フォトリップ) https://photrip-guide.com/2017/02/28/thai-denchi/
執筆: Traveler’s Supportasia http://supportasia.blogspot.jp