フランスは不思議な国。何を見ても、何を食べても特別に感じる。そこらじゅうにある普通のスーパーだって、日本では体験できないグルメの宝庫。そんなグルメの国で、いまもっとも注目されているパリの朝食が美味しいレストランがあります。
・まっさらな0からのトレボン
それは、ブランチレストラン「CLAUS」です。ここの朝食は健康的かつ独創的で、もちろん美味しい。どこか非を探そうと思っても見つからない、シェフやスタッフの接客も心地よい、まさに「朝食天国」ともいえるフィールド。純白の家屋は店内までも雪白で、何色にも染まらない「まっさらな0からのトレボン」を期待させます。
・気取らない日常がそこにある
できれば3~4人など複数で朝食を食べに行くと良いでしょう。複数のメインディッシュが用意されているからです。
類稀なる手腕と、伝統と新鋭のレシピより紡がれる朝食がテーブルに来臨するまで、フランスパンや発酵パンでお腹のオーケストラを静めます。紅茶はティーパックだが、気取らない日常がそこにあると思えばむしろ心地よいと感じます。
・一瞬にして白に染まる
銀杏とラズベリーのクコ入りヨーグルト。まるで、つい数秒前に摘んだばかりの木の実を無造作にバッとヨーグルトへ投げ入れたかのような武骨さがありながら、まるで油絵のごとく深みのある色彩。
本来なら「されどヨーグルト」と感じるのかもしれませんが、ここでその考えは浮かびません。すべての平凡な要素が打ち消されるのです。錆びれた心の持ち主が食べれば、おそらく一瞬にして白に染まります。
・特異点と化すグルメ
人は定番を求めながら異彩を放つものを求めます。矛盾を矛盾から解放した、特異点を体験したいのです。客は我儘なものですが、欧米の朝食の定番、ベーコンとスクランブルエッグも「CLAUS」の手にかかれば特異点と化します。
テーブルの前に出されたそれ。目にしただけで「あっ、ここまでイメージ通りのベーコンとスクランブルエッグって本当に実在したんだ」と思うはず。定番として知ってはいたものの、感動の初見がそこにあります。
・「しょせんベーコン」は存在しないことを確認
あまりにも完成度が高いのです。特にベーコンとスクランブルエッグに関しては、色彩とサイズ、そして形状と三次元的盛上り、すべてが「求めていたこれ」を完璧に具現化しているのです。なにより「上から目線で感心」してしまうのが、魔法がかけられているかの如く美味なこと。このレストランには「されどヨーグルト」も存在しませんが、「しょせんベーコン」も存在しないことを確認。
ベーコンと非加熱のマッシュルームのサラダも絶品。ライスやパスタのごとくマッシュルームを頬張ります。ボクボクッとした食感とともに茸特有の芳醇な香りが嗅覚を癒やすのです。まさにそれ、贅沢の極み。
・長時間待ってでも食べたい朝食
基本的に「CLAUS」は予約をしたほうが良いでしょう。飛び入りでも入れる可能性はありますが、長時間待たされることを覚悟しなくてはなりません。気が付けばランチタイムになっていた。なんてこともありえますよ。とはいえ、そこには長時間待ってでも食べたい朝食があるのは確かです。
もっと詳しく読む: パリのブランチレストラン「CLAUS」で朝食を(Photrip フォトリップ) https://photrip-guide.com/2016/08/19/claus/
[map_card]CLAUS
住所: 14, RUE JEAN-JACQUES ROUSSEAU 75001 PARIS
時間: 7:00~18:00 土日祝9:30~17:00
休日: 不定休
http://tabelog.com/tokyo/A1309/A130902/13000945/
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