「このラーメンレビューは、台湾でいちばん多くラーメンを食べ歩いている日本人、麺王(めんおう)による正直なレビューです」(編集部)
・ラーメン凪の限定ラーメン名古屋王830円
オープン当初はよく行った凪ですが最近はご無沙汰。限定メニュー目当てに久しぶりの西門店へ行って来ました。さて今回写真は少なめですが限定メニューのラーメン「名古屋王」250元(約830円)について感想を書いていきます。
・台湾ラーメン風の味付け
名古屋王とは何ぞやというところから説明しますと、名古屋発祥のご当地ラーメンで「台湾ラーメン」というものがありまして、その台湾ラーメンは何故か台湾では「名古屋拉麵」と呼ばれているのです。その台湾ラーメン風の味付けをしたのが、今回ご紹介する名古屋王になります。
・台南名物の担仔麵を辛くアレンジ
ではそもそも台湾ラーメンはどういう味かと言いますと、起源は台南名物の担仔麵を辛くアレンジしたもので、鶏ガラ醤油スープにストレート麺、具材はひき肉・唐辛子・にんにく・ニラ・葱などが一般的とされています。うんちくはこれくらいにして、凪の名古屋王のレポートに移ります。
・3辛結構辛いです
さて、この限定ラーメン「名古屋王」。店員さんの甘い言葉に誘われて辛さを3辛にしてしまったため、真っ赤な仕上がりになってしまいました。こちらスープは凪の豚骨をベースとしているため本場のそれとは毛色が違います。近年名古屋では味噌や豚骨ベースの台湾ラーメンも存在するのでこれはこれでありですが、懐かしい味という感じは致しません。にんにく感も小さめですしニラも入って無いです。そして3辛結構辛いです。
・細麺のほうがまだお勧め
麺について。もともと凪では細麺と太麺が選べて僕は完全太麺派でしたが、ここ最近太麺が変わったという情報を得て限定王とともにそちらも期待をしていました。しかしながら箸上げした瞬間、細ッと言いました。前まで稲庭うどんほどの太さでワシワシ噛み食べ進めるのが好きでしたが、今回のは細麺に毛が生えた程度の太さで、さらには平打ちなのでカップ○ードルの麺みたいです。これなら細麺のほうがまだお勧めです。
・本場の味とは思わずに楽しんで
総評です。個人的には凪の限定王は結構好きなメニューが多いのですが、名古屋王に関してはちょっと本場とは別物として考えております。しかしながら別物としては全然不味くはありませんので、これが本場の味とは思わずに楽しんで頂けたらと思います(2016年4月24日までの限定)。
それから新しい太麺に関しては全くもってナシです。もはや凪に行く意義すら無くなるほどなので、凪さんとお知り合いの方がいらっしゃいましたら前の太麺に戻すようにお願いしておいてください(他力本願)。ごちそうさまでした。
[map_card]ラーメン凪 西門店
住所: 台北市萬華區漢中街52號6樓
時間: 11:30~22:00
[map addr=”台北市萬華區漢中街52號6樓”][/map_card]
執筆: 麺王(めんおう)
もっと詳しく読む: Photrip フォトリップ https://photrip-guide.com/2016/05/03/taiwangourmet-nagi-nagoyaoh/