絶品天ぷらを落ち着いた雰囲気で食べられる、隠れ家的な天ぷら専門店『もも瀬』。
靖国神社から徒歩数分の場所にあり、ビルの地下にあることから、本当に隠れ家のような場所にある。
夜は5000~6000円ほどで天ぷらとお酒を楽しめるが、昼は990~1800円でクオリティの高い天ぷらを楽しめる。
見つけにくい場所にありながらも、近所のサラリーマンたちがやってきて、匠が揚げる天ぷらの味を堪能している。
『もも瀬』のランチといえば、名物の穴子ばら揚丼だ。これを食べずして『もも瀬』の味は語れない。
そうまで言われている穴子ばら揚丼の正体は、見て驚き、食べて衝撃の美味さだった。
「これでもか!」というくらいギッシリと重箱に敷き詰められた穴子。
その上にまた穴子が重ねられており、照明を反射してキラキラと輝く穴子が、まるで金山のようである。
ダメ押しで大量にのせられた大場が爽やかな薫りを立て、揚げての穴子から立ち上る香ばしさとの共演。これがまずいはずがない。
予想を裏切らない柔らかさとサックリ感。穴子からこんなにも優しい食感と味が生まれるのかと驚かされる。
穴子ばら揚丼の立役者として、タレの存在も忘れてはいけない。サラサラとしたタレは透き通っていて繊細な薄味。
しかし「味が薄い」という意味での薄味ではない。揚物を引き立てる最低限の味を持ちえた逸品なのだ。タレが持っている味のバランスは、都内屈指といえよう。
店名: もも瀬
住所: 東京都千代田区九段南3-7-12 九段津田ビルB1F
時間: 11:30~14:00(13:30ラストオーダー)18:00~22:00
休日: 土日祝
記事: 東京メインディッシュ https://main-dish.com/
(記事更新日: 2022/12/07)