スパイスカレーと呼ばれている新たなカレーのジャンルが定着しつつある。大阪府をメインとして、東京都や北海道などを含む日本各地に、こだわりのスパイスカレーの店が増えてきている。
スパイスカレーがおもしろい点は、「激しく美味しいスパイスカレーが食べられる店が突如として地方に出現する」という現象である。大阪府や東京都などに名店が出現するのは理解できるが、地方都市や田舎などに「都会の店にも負けないスパイスカレーが食べられる店」が出現するのである。
たとえば、大分県別府市のスパイスカレー専門店「TANE」(大分県別府市駅前本町10-2)は、もしスパイスカレーマニアなのであれば必食の店といえる。美しいだけでなく、魅惑のスパイスと食材が味覚を刺激する。
素朴な汁物、スパイシーなカレー、そしてそれを受け止めるライスと、刺激を付加する添え物。最初はひとつずつ単体で食べ進めたいが、大半はミックスしてガッツリと豪快にいただきたい。これぞスパイスのマリアージュ、辛味、酸味、甘味、旨味、そしてそれらがシンクロすることで生まれる新たな味覚を抱擁するかのような刺激、そのすべてがたまらなく絶品。
別府といえば温泉や郷土料理の街ではあるが、このようなハイレベルなスパイスカレーのお店が誕生した以上、「別府はスパイスカレーを食べに行く場所」という新たな概念が生まれるかもしれない。
もっと詳しく読む: スパイスカレーが好きならば別府市の「TANE」に行かないと / 看過できない旨さとクオリティ(東京メインディッシュ) https://main-dish.com/2020/01/12/beppu-curry-tane/
TANE
住所: 大分県別府市駅前本町10-2
時間: 11:30〜18:00
休日: Facebook等で周知(要確認)