日本では、旧暦8月15日を「十五夜」と呼び、お月見を楽しむ習慣がありますよね。これは中国の「中秋節」が由来となっていますが、実はベトナムにもこの風習があるんです。同じく「中秋節」は「Tết Trung thu(テットチュントゥ)」 と呼ばれています。
・日本でいうこどもの日!?
月を眺めるだけではなく、中秋節は子どもを大切にする日でもあります。そのため親は準備で大忙しです!
星やまん丸の形をした提灯、お面のおもちゃなど、子どもが喜びそうなものを買ってあげるのです。
屋台が町中に現れて夜はキラキラした幻想的な世界へと変わります。それぞれの家で親が子どものために準備をするだけでなく、小さな自治体や、最近ではマンション単位で月餅やお菓子や果物を用意し、子どもを集めて振舞うこともあります。
その時は獅子舞や太鼓の演奏が行われ、とても楽しいのよ。また中秋節に合わせて、多くの慈善活動団体が貧しい地域の子どもを支援する活動を行っています。素敵な風習ですね。
・灯篭街「Phố lồng đèn」(フォーロンデン)
大きな都市では、中秋節が近づくと「Phố lồng đèn(フォーロンデン)」が登場します。灯篭などを売る屋台が連なる夜市です。
ホーチミンでは、中華系の人が多く住む5区の「Phố lồng đèn」(フォーロンデン)が有名です。
場所は、ルオンニューホック(Lương Nhữ Học)通り-チャンフンダオ(Trần Hưng Đạo)通り-グエンアン(Nguyễn An)通り-グエンチャイ(Nguyễn Trãi)通りに囲まれた一角。
灯篭がたくさん吊るされた店が並び、たくさんの人たちで賑わいます。
キラキラした灯篭や子供のためのおもちゃがとても独特の雰囲気ですごくフォトジェニックな夜市です。
・幻想的な灯篭街へのアクセス
オンニューホック(Lương Nhữ Học)通り-チャンフンダオ(Trần Hưng Đạo)通り-グエンアン(Nguyễn An)通り-グエンチャイ(Nguyễn Trãi)通りに囲まれた一角で、横道のフーディン(Phú Đinh)通りがもっとも賑わいます。例年、旧暦8月に入ったころに設置され、夜6時ごろから夜間のみ屋台営業がされています。混雑するため、スリには十分注意を心がけましょう。
住所:162 Lương Nhữ Học, Phường 11, Quận 5, Hồ Chí Minh
もっと詳しく読む: 年に一度ベトナム中がフォトジェニックで幻想的に変わる「中秋節」がおすすめ!(Photrip フォトリップ) https://photrip-guide.com/2019/03/16/mid-autumn-festival/