テレビ東京の人気ドラマ「孤独のグルメ」が絶大な人気を得ている。テレビ東京のドラマとしては異例なほど回を重ねており、2018年5月現在はシーズン7が放送されている。それほど普遍的な面白さがあるのだろう。
・激ウマなのに撮影がなくなった店
そんな「孤独のグルメ」には、テレビ東京から出演依頼をもらいながらも「ドタキャン」により撮影がなくなった店が複数ある。たとえば、東京都目黒区のとんかつ屋「波止場」(東京都目黒区原町1-3-15)がそのひとつだ。
・キセキ食堂の存在
2018年4月6日に放送された「孤独のグルメ」は「埼玉県上尾市本町の肩ロースカツ定食」と題して、埼玉県のとんかつ屋「キセキ食堂」が舞台として放送された。しかしその放送回、「波止場」が登場する可能性があったのだ。
・大変申し訳ないのですが他の店になった
テレビ東京のスタッフが何度も「波止場」を訪れ、撮影について密に連絡を取り合っていた。しかし撮影が約3日後に迫ったとき「大変申し訳ないのですが他の店になった」と連絡かあったという。埼玉県のとんかつ屋「キセキ食堂」が最終的に選ばれたのだ。なんとも悲しい事実である。
・他店では絶対に食べられないヤミ豚
「波止場」は地域住民に愛されているとんかつ屋で、小さな個人経営の店ながら、驚くほど絶品なとんかつを提供する店としても知られている。ここでしか食べられない豚肉でとんかつを揚げているからだ。その豚肉は流通されておらず、他店では絶対に食べることができない。
・客「林SPFを越えている」
その豚肉を通称「ヤミ豚」と呼んでおり、ヤミ豚を使用したとんかつが非常に美味なのである。その美味しさは「林SPFを越えている」と断言する客もいるほど美味なのである。実際に上ロースかつ、特上ロースかつ、上ひれかつを食べてみたが、確かにここだけの味だった。
・調味料なしでも絶品
ヒレもロースも驚くほど柔らかく、特に脂身が美味。塩もソースも不必要で、そのまま食べても脂身の甘味、赤身の旨味、そして衣とラードが醸す香ばしさに衝撃を受ける。これは、食材が素晴らしいだけでは出せない味である。そう、店主のスキルがなせる業なのだ。
・合法的に豚肉の中心部に赤み
「波止場」のとんかつは、細部に対して非常にこだわりを持って作っている。パン粉は糖度7%の生のものを使用し、揚げ油はとんかつにする豚肉と同じ豚のラードを朝に溶かしたものを使用。さらに法令に沿って絶妙な調理をし、合法的に豚肉の中心部に赤みを残しつつ、とんかつを仕上げることを実現した。
・この店の調理法は問題ない
ネットに赤みが残ったとんかつの写真が掲載されるたび、保健所が5回も調査をしにきたが「この店の調理法は問題ない」と判断し、赤みを残したままとんかつを提供している。もちろん、客の要望によりウェルダン(赤みなし)にも仕上げることはできる。
・波止場のとんかつは極上
どうしてこの店が「孤独のグルメ」に出られなかったのか、それを推測しても真実は番組スタッフしか知らない。ただひとつだけ言える真実は、「波止場のとんかつは極上」ということだ。
もっと詳しく読む: ドラマ「孤独のグルメ」撮影が3日前に中止になった激ウマとんかつ屋 / 波止場(東京メインディッシュ) https://main-dish.com/2018/05/22/hatoba-tonkatsu-kodoku-no-gurume/
[map_card]とんかつ 波止場
住所: 東京都目黒区原町1-3-15
時間: 12:00~13:45 18:00~24:00
休日: 不定休(要確認)
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