海外旅行、特に東南アジアや南アジアには、多数の日本人向けゲストハウスがあります。
いわゆる、安宿のことです。ホテルに泊まると3000~5000円するところ、安宿だと500~1000円で泊まれてしまいます。
そんな安宿には、旅人が自分の旅情報を書く「情報ノート」が置かれています。バックパッカー(安いお金で旅をする人たち)が多く泊まるので、旅の経験をノートに書き、情報交換をするわけです。
たとえば、「○○は陸路では国境を渡れないよ」とか「○○というホテルが快適だったよ」とか「○○まで行く詳細ルートを書いておきます」とか、いろいろです。
つまり旅人による「善意のかたまり」が情報ノートなわけです。
ですがここ数年、情報ノートに嘘情報を書いて、他の旅人を混乱させる日本人がいるそうなのです。
この記事に載っている写真は情報ノートのものですが、情報は確かなものでした。こういう親切な旅行者がいるなか、ごく一部に悪質な日本人旅行者がいて、嘘情報を書くのだとか。
もし「○○はいまの時期だけ陸路で国境を渡れるよ」と書かれていて、それが嘘だったとしたら、かなり迷惑な話です。数日かけて国境まで行ったのに先に進めなかった。なんてこともあるわけです。
情報は古くなっていくものですが、バスがないのに「バスがある」と書いている嘘つきもいるので、それは情報の古さとは関係ありません。
インターネットにも情報は沢山掲載されていますが、リアルタイムでローカルな情報を得ようとしてもインターネットでは手に入らないことがほとんどです。情報ノートはとても助かる情報ですが、嘘情報には注意しましょう。
記事: PHOTRIP(フォトリップ)https://photrip-guide.com/