カプセルホテル、というと何をイメージしますか? 私は、狭い、安い、プライベート感がない、終電を逃したサラリーマンが仕方なく泊まる場所……といった、どちらかというとネガティブなイメージを抱いていました。
もちろん宿泊者同士、声を交わして仲良くなる機会なんてないでしょうし。
ところが!「The Millennials Kyoto(ザ・ミレニアルズ キョウト)」を訪ねて、まあびっくり。場所は京都の繁華街ど真ん中とも言える、河原町三条。
一人で使うには広すぎるほどのベッドはふかふかで快適、超充実のアメニティに館内着、水回りはキレイで使いやすく、ラウンジやキッチンはおしゃれで広々、24時間使えるコワーキングスペースや、会議室まで揃っている~!
まずは個室へ。しかもこのベッド、動くんです。世界初の試みであるスマートポッドと呼ばれる個室で、スマホ端末(iPod Touch)を使って照明の明るさやリクライニングの調整が可能。
就寝時はベッドを倒してゆったりと空間を使えますし、朝になったらリクライニングを起こして部屋の鏡で身支度が完了できるという、なんとも合理的な仕様。
しかもスマホでアラーム設定すれば、音が出ることなくベッドがちょっとずつ自動で起き上がって「静かに」「ゆっくり」「強制的に」目覚めることができるという画期的な手法!(一気にベッドが起きる設定にすることもできます)
たしかに、まだ寝ていたいのに隣のアラームの音で起こされるって、カプセルホテルのあるあるですよね。(家のベッドにも採用したい!と切実に思うも、一台の値段を聞いて即却下)。
また、地味に嬉しいのが、たくさんあるコンセント。スマホもiPadもデジカメも同時に充電できるぞ〜。これだけではありません。+500円で、なんとフルスクリーンでの動画も楽しめるんです。
コンテンツは自分で用意する必要がありますが、Hulu、Netflix、dTV、Amazonプライム・ビデオなどに加入していれば無問題。旅の興奮で眠れなかったら、ふかふかのベッドと大画面で好きな映画を見まくればいい!
また、一般のカプセルホテルとは一線を画しているのが共有スペースです。
おしゃれなラウンジでは、夕方になるとビール飲み放題のハッピーアワーが!これをきっかけに宿泊者同士で仲良くなることもできそう。
ちなみに共有スペースにもいたるところにコンセントがあり、コワーキングスペースには自分宛の荷物を保管しておくロッカーまで完備されています。
契約すれば宿泊者でなくても24時間使えるとのことで、ここなら仕事や勉強が捗るんだろうなあ。
また広いキッチンでは本格的な自炊もできちゃうんです。特に長期滞在だと、毎日外食はちょっと…という場合、ありますよね。買ってきた京野菜を漬物にして冷蔵庫に入れておいてもOKです。
また、屋上には自転車を停められるスペースもできるとのことなので、京都をチャリで一周したい!というアクティブユーザーにもぴったり。
気になる宿泊料金ですが、これだけ快適なホテル、さぞかしお高いのでは?と思いきや、なんと6000円台からと逆にそこらのビジネスホテルより安いくらい! しかも朝食付き!
うなぎの寝床のようなビジホに泊まるくらいなら、快適でちょっと変わった体験のできる「The Millennials Kyoto」を猛烈プッシュしますよ。
まさに常識を覆す未来型カプセルホテルと言えますが、「The Millennials Kyoto」のミレニアル世代とは、1980年代以降に生まれた世代のこと。つまり幼少期にパソコンやスマホが当たり前にあった20~30代ですね。
ソーシャルアパートメントやゲスト交流型ホテルを全国で展開している株式会社グローバルエージェンツの運営で、来年1月には渋谷で2号店をオープン予定。すぐに満室になること必至なので、気になった人はすぐに予約するべし!
もっと詳しく読む: カプセルホテルに思えない京都に誕生した「The Millennials Kyoto」がオシャレで快適すぎる件(Photrip フォトリップ) https://photrip-guide.com/2017/08/03/the-millennials-kyoto/
[map_card]The Millennials Kyoto
住所: 京都府京都市中京区山崎町235
https://www.themillennials.jp/
[map addr=”京都府京都市 中京区山崎町235″][/map_card]
執筆: MIFA