ぶたそば
東京都にあるお好み焼き屋「福竹」(東京都大田区東矢口1-17-11)は、女将が客を説教することで有名なお店だ。もちろん美味しいからこそ説教しても繁盛しているわけだが、女将は「客とは闘いだ!」と言っており、それなりの覚悟を持って「説教を楽しむ気持ち」で行く必要がある。
・豚肉の焼きそば「ぶたそば」は絶品
ここのお好み焼きが美味しいのはもちろんだが、シメは焼きそばにするのが常連たちの定番。特に女将がオススメする豚肉の焼きそば「ぶたそば」は絶品で、多くの客がぶたそばを注文している。たとえ2人で行っても1人前で十分な食材量がテーブルにやってくる。
・水なんていらないっつーの!
「ああいう人は仕事ができない」「適当なこと言ったら絶対に潰す!」などと女将の説教を受けつつ、焼きそばが焼かれる。「潰す」「闘い」なんて言葉を飲食店で聞くとは思わなかったが、だんだん楽しくなるから不思議だ。
説教を受けているうちに、最初は山盛りだった焼きそばだが、みるみるうちに野菜から水分が抜け、縮んで丁度良い量となる。ちなみに「福竹」の焼きそばは絶対に水を使用しない。女将によると「馬鹿なこと言うんじゃないよ!」「水なんていらないっつーの!」とのこと。
・冒険する勇気はあるか?
塩と胡椒の絶妙な薄味加減で仕上がるぶたそばは、豚肉と野菜の旨味をしっかり感じられる素晴らしい逸品。しかしそこで女将はこう話す。「冒険する勇気はあるか?」と。……殴られるのではないかと恐怖を感じていたら「殴ると自分が疲れる」とのことで、殴りはしないとのこと。
・常連にならざるを得ないお好み焼き屋
いったい何をするのか見ていると、ぶたそばに自家製調味料と唐辛子をブレンドし、定番の味からワンランク昇華。豚肉と野菜の旨味が引き立ち、心から美味しいと思える安心テイストに。ああ、冒険してよかった。そう思える味である。たとえ説教を受けたとしても、常連にならざるを得ないお好み焼き屋なのは間違いない。
もっと詳しく読む: 女将に説教されながら食べるお好み焼き屋の「ぶたそば」が凄まじく美味しい(東京メインディッシュ)
[map_card]福竹
住所: 東京都大田区東矢口1-17-11
時間: 17:30~23:00
休日: 月曜日
https://tabelog.com/tokyo/A1317/A131714/13003312/
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