【絶景の大地】ラオス特派員が「バンビエンの良さ」を本気で紹介してみる

ラオス

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東南アジアで最も発達していない国と言われることが多いラオス。道路をはじめとするインフラ整備の遅れや平均所得の低さなどから付けられてしまった不名誉な愛称ですが、裏を返せば手付かずの自然がたっぷり残っている証拠でもあります。そんなラオスで、観光地でありながら自然が豊かな都市 バンビエンを紹介いたします。

・バンビエンはこんな町
一面山に囲まれたバンビエン(ヴァンヴィエン / Vang Vieng)は、チュービングなど川を使ったアクティビティが人気の観光都市です。近年は気球やハングライダーなども人気が高まっています。3万人に満たない人口ながら、ホテル・ゲストハウスの数は250を越え、いまでも年々増え続けています。

ラオスの2大都市、ビエンチャンとルアンパバーン――それらとは一味違う楽しみ方ができる町として欧米や韓国に大人気なのです。実はバンビエンはかつてドラッグを目的にヒッピーが集うアングラな雰囲気の町だったそうですが、今ではのんびり自然を楽しむ健全なツーリストが多く集まっています。違法ですがマリファナやアヘン目的のツーリストは今でもいます。

自然を楽しむのに最適なのに日本人にいまいち理解されていない土地、バンビエンでぜひ試してもらいたいアクティビティをまとめてみました。

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・バンビエンにきたら体験すべき4つのアクティビティ
1. 体を使って洞窟やブルーラグーンで遊ぶ
バンビエンの魅力は、なんといっても圧倒的な自然です。町に寄り添うように流れるナムソン川を超えた先には、元からある地形を利用した様々なアクティビティが用意されています。

向こうから歩いてくる牛の集団をかわしながらバイクで山道をぐるっと一周するだけでも楽しめるのですが、青い水がプールのように溜まってできた池〈ブルーラグーン〉でダイブしたり、点在する洞窟を探検したり、山頂から町を一望したり……体を使って自然と遊んでいると、特別な開放感を味わえるはず。とにかく、バンビエンに来たらなにはなくともバイクを借りて山に行ってみましょう。

<料金>
ブルーラグーン:10,000kip
洞窟:2,000~15,000kip程度 ※場所によって異なります
ビューポイント:10,000kip

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2. チュービングでいつもと違う自分になる
バンビエンの町を歩いていると、このアクティビティの看板を一日で何度も見ることになるはず。それだけ人気が高いのが、タイヤを浮き輪代わりに川の上流から下流に向かって流されるだけのシンプルな遊び〈チュービング〉です。

流されている途中で点在しているバーで音楽に合わせて踊ったり、滑り台や橋から川に飛び込んだり、休憩所も楽しみのひとつになっています。

テンションが異常に高い欧米人ツーリストに合わせてオープン・マインドで楽しみましょう。川の水量が多い雨季(5月~10月)は飛び込める場所が増えるのでより楽しめますよ。

<料金>
チュービング:55,000kip+デポジット60,000kip

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3. クライミングで体力を使い切る
地面から空に向かってまっすぐ突き出るようににょきっと伸びた形状の山が多いバンビエン。断崖の形状がロック・クライミングに適しているためかクライミング・コースが多く存在し、初心者も上級者も楽しむことができるんです。

自分の手足を使って十数メートル登ったあと、岩肌から見下ろす風景は特別な達成感を与えてくるでしょう。ただしクライミングは腕力・脚力に加えて持久力まで求められるアクティビティなので、無理はしないようにしてください。

4. サクラバーで無料のウイスキーを飲む
ついでに町ですべきこともひとつ。バンビエンで最も有名なクラブ〈サクラバー〉では、毎日夜の8時からカウンターにて無料のウイスキーが配られます。エントランスもフリーで何杯飲んでもOK。ただしお酒が配られるのは1時間のみ。

バンビエンを訪れる多くのツーリストが尋ねる場所なので、外国人との交流の場所としても最適です。欧米人のみではなく韓国からも沢山のツーリストが来ています。午前中に自然で遊んだ後は、外国人とビアポンで対決してみてはいかが。

<料金>
無料
※20時~21時の間はウイスキー無料

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以上、バンビエンでぜひ試していただきたいアクティビティを紹介いたしました。自然を使っているだけあって、どれも朝方で夕方5時には終わるものがほとんど。街灯が少ないため、夜6時を過ぎたあたりから暗くなりはじめ、8時頃には真っ暗になる場所も。マイ懐中電灯の持参をお忘れなく。

・観光案内所の人にツーリストがなにを目的に来ているのか聞いた
バンビエン・ツーリスト・インフォメーション・センター(Vang Vieng Tourist Information Center)のホンフェン(honpheng)さんに、ツーリストがどんなアクティビティをしているのか伺ってきました。

――チュービングや洞窟めぐり、クライミングなど、バンビエンには様々なアクティビティがあります。どのアクティビティの人気が高いですか?

ホンフェンさん: 山を散策するトレッキングが一番人気です。当センターの調査では、バンビエンを訪れた人の75パーセントがトレッキングに参加しています。自然に触れられてツアー費がかからないのが魅力のようです。トレッキングの途中で、山にある村に住んでいる人たちと交流を図る人も多いみたいですね。

――日本からバンビエンに来る旅行者は、数日の滞在でビエンチャンかルアンパバーンに移動する人が多いと思います。2日自由時間がある日本人が来たと過程して、どんなアクティビティに参加するのがよいかアドバイスを貰えますか。

ホンフェンさん: バンビエンに到着した1日目に山をトレッキングで周って、2日目は朝からカヤッキングのツアーに参加。終わってからバイクかバギーをレンタルして山道をまわる、というコースをオススメします。個人的には気球から町を見下ろした景色も好きなんですよ。

もっと詳しく読む: ラオス特派員が「バンビエンの良さ」を本気で紹介してみる(Photrip フォトリップ) https://photrip-guide.com/2017/05/14/vang-vieng/

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