中国の樟木(ダム)と、ネパールのコダリは、両国の国境の街として隣接しています。ここは険しい山奥にあり、本来ならば道路や街なんて作るような場所ではないのですが、いまでは重要な国境ラインとして連日多くの人が訪れています。
・クルマでネパールへ国境越え
この場所、日本人はほとんど訪れません。もし行くことがあるとすれば、中国からチベットを経由して、クルマでネパールへ国境越えをする時くらいでしょう。ここには二つの観光名所があり、ひとつは中国とネパールの友好橋。もうひとつはカラフルトラックの行列です。
・動かないまま放置されているトラック
友好橋は本来の意味での観光名所といえますが、カラフルトラックはいつの間にか名所になっていた不思議な存在。険しい山にジグザグに作られた道があり、そこにトラックが渋滞しているのです。いや、渋滞というべきか、駐車というべきか、微妙なところですが、動かないまま放置されているトラックもたくさんあります。
・あらゆるトラックが並んでいる
「微妙なところ」というのは、単なる渋滞ではないから。通関を持っているトラックと、渋滞に巻き込まれて動けないトラック、動かないから運転手が飯を食いに行ってしまったトラック、動くのを明日にしちゃったトラック、そして駐車しているトラックなど、あらゆるトラックが並んでいます。
・その光景に驚かされる
どのトラックもカラフルなデザインをしているため、初めてこの国境地帯を訪れた人は、その光景に驚かされるといいます。このあたりは常に渋滞しているので、乗ったままイミグレーションまで行こうとすると何時間も待つことがあります。国境を越えたい人は、乗物から降りて徒歩でイミグレーション付近まで行くのが常識です。
ここまでカラフルトラックだけを見に行くのはもったいないので、どうせなら中国からネパールへと国境越えをしてみてはいかがでしょうか。ちなみに取材時、日本人はネパールから中国へ入国できませんでした。
もっと詳しく読む: 中国とネパール国境名物「カラフルトラックの行列」を見に行こう / どうせなら国境越えを(Photrip フォトリップ) https://photrip-guide.com/2017/05/09/colorful-track-of-the-border/