台湾は親日の国として知られており、日本文化との共通点も多く存在する。しかしながら、台湾にだけあって日本にない文化がひとつある。それがビンロウ売りだ。ビンロウを漢字で書くと「檳榔」となり、英語ではAreca catechu。アジアだけでなくアフリカの一部にも広がる地球規模の植物だ。
・女性がガラス張りの店舗のなかで販売
ビンロウは噛んで楽しむ嗜好品として台湾で愛されており、タバコと同様に愛好者が減りつつあるものの、今も台湾の文化のひとつとして、ビンロウ売りが存在している。しかしタバコのようにコンビニや売店で購入することはできない。セクシーまたは露出度の高い女性がガラス張りの店舗のなかでビンロウを販売しているのだ。
・賛否両論あるビンロウ売り
日本ではちょっと考えられない販売方法だが、台湾では多くのビンロウを売る女性たちが働いている。その販売方法を愛する者、忌み嫌う者、賛否両論あるビンロウ売りだが、そんな女性たちを追求し、フィルムに収めている日本人カメラマンがいる。山本大悟氏だ。
・個展を開催することが決定
その山本カメラマンが、台湾台北市でビンロウ売りの女性たちを撮影した個展を開催することが決定。国内外から、大きな注目を集めている。すでにいくつかの写真が公式サイトに掲載されているが、すべての写真にいえることは「単に色っぽいだけではない」「決してイロモノではない」という部分。
・避けてはいけない機会
ビンロウ売りの女性一人一人の人生と生活感、そして「ビンロウ売りとしての沽券」が見る者に伝わってくる。彼女たちは「そこまで深く考えていないかもしれない」が、それでも否応なしに心臓を握られ、見えない何かが心の琴線に触れる。
この個展、台湾とビンロウ売りを深く知るうえで、避けてはいけない機会といえるだろう。
もっと詳しく読む: 美しきビンロウ売り台湾美人を撮った日本人カメラマンが台湾台北市で個展を開催 / 美人すぎる女性たち(Photrip フォトリップ) https://photrip-guide.com/2017/05/01/areca-catechu-binlang-taiwan/
[map_card]遙遠近景 / 山本大悟 攝影個展
会場: 1839當代藝廊
住所: 台北市大安區延吉街120號地下樓
時間: 2017年5月6 (六)~21(日) 11:00~20:00
休日: 週一公休
http://omnifocal.org/
[map addr=”台北市大安區延吉街120號地下樓”][/map_card]