ギャンブルができる国はそう多くないが、そのスリルと娯楽を求めて、多くの観光客が「ギャンブル合法国」へと旅行している。勝負に勝って大金を得る人は少なくないが、それ以上に負ける人も多く、国にとって賭博が重要な収入源(国力アップ)に繋がっている。
・賭博費をベトナム国内に留める
香港、カンボジア、マカオ、北朝鮮、アメリカ、シンガポール、あらゆる国にカジノが存在するが、2017年1月、ベトナム政府が賭博を合法化した。いままでベトナム人が合法的にカジノを楽しむためには、海外に行く必要があった。今回の施策は、国民が自国のカジノに行く流れを作るのが狙いで、富裕層からの賭博費をベトナム国内に留めることができる。
・カンボジアまで行く必要なし
ベトナム人が安心して手っ取り早くカジノを楽しむには、隣国のカンボジアに出向き、カジノが設置されたフェリーやフェリーホテル、カジノコンプレックスなどで楽しむ必要があった。しかしそれが自分の国、自分の町で楽しめるのだから、ギャンブル好きのベトナム人にとってそれ以上嬉しいことはない。
ベトナム人がベトナム国内の合法カジノで遊ぶには、21歳以上で収入が月収5万円以上あることが条件である。その条件を満たすことにより、カジノへの入場権を5000円で買う権利がもらえる。
・「黙認」と「合法」は違う
ちなみに、賭博が合法化されていない国にも複数のカジノが存在するが、それらの施設で遊ぶことは推奨できない。
国が認めていない以上、外国人観光客だろうと逮捕の危険性が生まれる。「黙認」と「合法」とでは、リスクに大きな違いがあるのだ。
もっと詳しく読む: ベトナムが賭博を合法化 / ギャンブル収入を国外に流さないため(Photrip フォトリップ) https://photrip-guide.com/2017/02/01/vietnam-money/