コロッセオといえば、イタリアのローマ帝国の繁栄を象徴する建造物ですが、コロッセオはイタリアにだけ存在するものではないのです。実は、紀元前から続くローマ帝国の歴史のなかで、チュニジアにもコロッセオを築いていたのです。
・アフリカ大陸にコロッセオ
チュニジアのコロッセオはエムジェムの街に存在し、イタリアほどではありませんが世界中から観光客が訪れています。イタリアより観光客が少ないのには理由があります。ここにコロッセオがあることを知らない人が多いのです。コロッセオ=イタリアまたはローマというイメージがあるため、まさかアフリカ大陸に「ほぼ同様のコロッセオ」があるなんて思わないのでしょう。
・建築物の保存の良さが上
しかもこのコロッセオ、イタリアのそれに勝るとも劣らない貴重な存在なのです。なぜならば、イタリアのものより、チュニジアのコロッセオのほうが保存状態が良く、より当時の姿に近い状態に保たれているのです。それには気候が関係しています。カラッとしてて高温のチュニジアのほうが、建築物の保存の良さが上なのです。
・ローマ帝国の歴史を深くひも解こう
ちなみに、正式名称はアンフィテアトルムといいます。ですが、ほとんどの人がコロッセオと呼んで親しまれているのが現状です。イタリアのコロッセオも素晴らしいものですが、もしローマ帝国の歴史を深くひも解いてみたいのなら、チュニジアのコロッセオにも行ってみるべきでしょう。
もっと詳しく読む: コロッセオはイタリア以外にも存在 / チュニジアのコロッセオに行ってみた(Photrip フォトリップ) https://photrip-guide.com/2016/11/02/thysdrus-tunisia/