正直なところ、肉不使用の肉、いわゆる人工的に作られた植物由来の肉って、あまり期待していなかったのですよ。今まで複数の肉不使用ハンバーグやパティを食べてきたのですが、確かに頑張ってはいるものの、肉の代わりになるかと言われれば「ならない」というレベル。
・友人「うますぎる肉不使用ハンバーグがあるよ!」
でもついに出会ってしまったのです。いや、ついに人類は到達してしまったのです。肉にしか思えない肉不使用ハンバーグを完成させてしまったのです! 友人から「うますぎる肉不使用ハンバーグがあるよ!」と聞いてやってきたのが、「The Burn」(東京都港区北青山1-2-3 青山ビルB1F)。
・完全なる肉のハンバーグに!!
肉不使用ハンバーグには期待してないので期待せずに期待せぬまま期待しない肉不使用ハンバーグを食べたのですが……。ヤッバ! うえっ!? これ肉でしょ!? ほぼ完全に肉でしょ? 少なくとも肉80%でしょ? 百歩譲って肉70%くらい入ってるでしょ!? と思ったが、完全に肉0%の肉不使用ハンバーグ。
ゼロミートと呼ばれているブランドの肉不使用ハンバーグを一流のシェフが仕上げると、完全なる肉のハンバーグになっちゃうのか。いやー、感動です。味覚の感動とともに、未来を感じています。そして期待せずにやってきたことを猛省。100万年謝罪し続けたい気持ち。
・試しに本物の肉を使用したハンバーガーも食べた
今まで経験してきた肉不使用ハンバーグは、「肉じゃないよね」「そもそも美味しくないよね」と思ってしまうものでしたが、これは違う。「肉ではありません」と言われても「いやいや肉でしょう」と否定したくなるほどの肉感っぷり。
では本物の肉と食べ比べたらどう感じるかな? 試しに本物の肉を使用したハンバーガーも食べてみましたが、これはこれで凄まじく絶品。デコボコとした粗びきパティにたっぷりとチーズが浸透。肉汁とシンクロして強烈な食欲がわいてくる! でも、さっきの肉不使用ハンバーグもこれに負けない美味しさでした。優勝!
・新玉ねぎとアーモンドミルクのポタージュ
そもそも「The Burn」は一流シェフとして知られている米澤文雄氏が妥協なきメニューを考え、一流の調理でアメリカンな料理を楽しませてくれるレストラン。ちょうど2021年5月29日まで期間限定で食べることができるアーモンドミルクをふんだんに使用した「新玉ねぎとアーモンドミルクのポタージュ」があったので食べましたが、これ、実に深い。
アーモンドミルクがあまりにも濃厚、いや、濃厚という言葉では足りないほどの濃密世界がポタージュの中に存在。旨味、塩味、甘味の広がりがディファレンスで複雑。いままで体験したことがない未知の「旨味」をムクムクッと感じることができた(ちなみに5月30日からはアーモンドミルクのピネグレットが期間限定で食べられるらしい)。
・肉不使用ハンバーグもアーモンドミルクも未来を感じるグルメ
肉不使用ハンバーグも、アーモンドミルクのポタージュも、どちらも未来を感じる料理でした。100年くらい先の料理を食べている感覚、わかりますかね。そんな不思議な体験が「しっかりと美味しい料理」でできるレストラン。これは定期的に通いたい。可能なら「新玉ねぎとアーモンドミルクのポタージュ」はあと8回くらい食べたい。……時間がないが。
もっと詳しく読む: 【革命グルメ】肉にしか思えない肉不使用ハンバーグが衝撃のウマさ! アーモンドミルク料理にも感動「The Burn」(東京メインディッシュ) https://main-dish.com/2021/05/26/the-burn-zeromeat-almond-milk/
The Burn
住所: 東京都港区北青山1-2-3 青山ビルB1F
時間: 11:30~15:00 17:30~23:00 / 日曜日 ~22:00 (要確認)
休日: 月曜日 / 祝日 (要確認)
備考: 臨時休業や営業時間短縮など常に変更になることがありますのでご確認ください