自宅でも職場でも学校でも、エアコンの影響で喉を痛めたり体調を崩すことはないだろうか。それはホテルでも同じで、特に寝る際に「喉が心配だけど寒いからエアコンつけたまま寝ようかな?」「風が冷たすぎてエアコンつけたくないけど熱帯夜はツライ」と悩むことがある。
・次世代の冷暖システム「光冷暖」
そんな悩みとは無縁ともいえるホテルに泊まった。博多の「グレートモーニング」(福岡県福岡市博多区店屋町6-3)である。このホテルは全室にエアコンがなく、次世代の冷暖システム「光冷暖」を導入。いっさい風を発生させず、にもかかわらずしっかり部屋を暖めたり、冷やしたりできる。
・温水を室内のパイプに流して部屋を暖める
室外機がある点はエアコンと似ているが、部屋の空気を温めたり冷やす方式はまったく異なる。たとえば暖房で部屋を暖めたい場合、室外機で水を温水に加熱。その温水を室内のパイプに流して部屋を暖めるのだ。オイルヒーターと類似しているように思えるが、冷房も可能な点は大きく異なる。
・無風で快適な温かさで眠りにつけた
これにより、いっさい室内に風を発生させずに室温を調節することが可能で、ホテルスタッフによると歌手や講演などを仕事としている人たちが喉を痛めないために宿泊することが多いという。2月の寒さが厳しい時期に実際に泊まってみたが、無風で快適な温かさで眠りにつくことができ、目覚めも快適だった。
・主要都市でも同様のホテルが増えてほしい
風を発生させず、さらに無用な空気乾燥も起こしにくいこの冷暖システムは、今後のホテルのスタンダードになり得るシステムだと感じた。博多のみならず、東京や大阪、札幌などの主要都市でも同様のホテルが増えてほしいものだが、今後に期待である。
ちなみにこのホテル、他の部分も次世代すぎる部分があるのだが、それはまた改めてお伝えしたい。
もっと詳しく読む: 次世代冷暖システムHIKARI FIRST導入ホテル「グレートモーニング」が凄い / エアコンなしで空気乾燥で苦しまず済む(Photrip フォトリップ) https://photrip-guide.com/2020/02/25/hikari-first-great-morning-hakata/