異論は認める。しかし現時点において、北海道で食べたシャケのなかでもっとも美味しいシャケが食べられた。北海道釧路市の「喰い処 鮭番屋」(北海道釧路市浜町4-11)である。
シャケが吊り下げられているのが目印の食堂。ここは魚介類の工場直営の食堂で、客は食べたい魚介類を自分でプレートに乗せて会計。併設されたテントに持っていき、炭火でじっくりと焼いて食べる形式。
シャケ、ハラス、さんま、ほたて、さば、ほっけ、そして牡蠣など、さまざまな魚介類から選ぶことができるだけでなく、なにより新鮮で安い! 一番人気はサーモンハラスとのことで、今回は紅ジャケとサーモンハラスのシャケざんまいに! おまけで牡蠣も足してみた。
ライスとみそ汁もついてくるので、あとは焼けるのを待てば、立派なシャケ定食(牡蠣つき)の出来上がり! 高温の炭火でじっくりと焼かれるシャケやハラスから、脂が染み出て滴り、煙となって立ち昇る。たまらない美味なる薫り!
焼きあがってガッツリとライスとともに食べれば、「今まで食べてきたシャケとは何だったのか」と思えるほどの旨味に感動を覚える。溢れ出る脂と、そこに含まれる旨味の質が高いのだと感じた。つまり食材としてレベルが高い! あまりにもウマすぎるので、鮭番屋ではなく鮭番長と呼びたいほどである。
温かいテントのなかで、炭火で焼いた新鮮で激安な魚介類を定食で食べられる幸せ。いつでもこんなに美味しいシャケが食べられるのだから、釧路市民の皆さんは幸せ者としか言いようがない。
もっと詳しく読む: おそらく青森県でもっともシャケがウマい食堂「鮭番長」でシャケを焼いて食え!(東京メインディッシュ) https://main-dish.com/2019/12/29/hokkaido-shake-bancho/
[map_card]喰い処 鮭番屋
住所: 北海道釧路市浜町4-11
時間: 7:30~14:00
休日: 年末年始 / 1~4月の水曜日