もし、あなたの家族が「地方に移住したい」と希望してきたら、あなたはどうするだろうか。そもそも、会社勤めをしている場合は「移住? ならば会社を辞めるしか……」という流れになりかねないが、行政、企業、そして社員のすべてが理想と感じている展開を実践した企業がある。
・社員の妻が移住を提案
東京都千代田区でECサイト運用などのコンサルティングを主な業務としているグース株式会社が、社員の要望を受け入れ、大分県にサテライトオフィスを開設。社員は妻の実家である大分県に子どもたちと移住し、仕事を現在のまま続けることになったのである。そう、社員の妻が移住を提案したのである。
・立地表明式を大分県庁で
今回の移住は非常にタイミングが良かったといえる。佐伯市にある旧小野市保育所をそのままオフィスとして活用。現在はふたつの企業がこの施設で業務をすることが決まっており、2019年11月22日に大分県知事の広瀬勝貞氏(77歳)、佐伯市長の田中利明氏(68歳)とともにグース株式会社社長の南雲亮氏が立地表明式を行った。
・新たなスタッフを5人採用
移住する社員のほか、サテライトオフィスで働く新たなスタッフを5人採用する予定だという。なにより素晴らしい点は、地方での雇用が増えるだけでなく、施設を有効活用でき、なにより企業として社員の気持ちを大切にしている点だ。
・大分県は魅力ある場
大分県は観光都市として非常に魅了的な地域だ。とり天、温泉、やせうま、猿、そしてドラクエのおみやげスポットなど、複数の魅力ある場でもある。なによりそこに住む人々の心優しいもてなしが癒やしを与えてくれる。そんな大分県で働ける環境は、まさに人生を潤わせてくれるだろう。
あなたが務める企業では、スタッフが移住をすることは可能だろうか。今後、このような社員の気持ちを尊重した企業が増えることを願ってやまない。
もっと詳しく読む: 東京のIT企業が大分県にサテライトオフィス開設 / 社員の嫁の希望で移住(Photrip フォトリップ) https://photrip-guide.com/2019/11/25/oita-moving-satellite-office/