うな重が食べたいです。うな丼でもいいから食べたいです。うな串でもいいし、半助(うなぎの頭)でもいいから食べたいです。うなぎの脂、うなぎのほくほく感、うなぎの旨味とタレの香ばしさ、どれをとっても最高。食べたい!
・うなぎは高い!
しかしうなぎは高級食材。食べるためにはそれなりのお金が必要です。「いちばん良いやつを頼む」なんて注文したら、1万円くらい支払わなくてはならないうなぎ屋さんもあります。ちなみに「和友」(東京都江戸川区中央1-3-20)のうな重は、安めなのに激しく旨いです。
・釣って うな丼 にして食べたい
でも実はうなぎって、けっこういろんな川で釣れるんですよ。東京都民になじみが深い荒川や墨田川でも釣れます。しかもけっこうガッツリと太いうなぎが! ということで、うなぎを釣りに行ってみました。釣って うな丼 にして食べてみようと思います。
・おじさん「でかいミミズのほうが釣れるよ」
エサは釣具屋の上州屋で買ってきた「極太ミミズ 大関」(約600円)。うなぎ釣り歴が長いおじさんが「でかいミミズのほうが釣れるよ」と言ってたのでいちばんデカいミミズを買いました。1箱に極太ミミズが5~6匹入ってます。
・エサはビッグサイズのミミズ
うなぎは夜行性らしく、夕方から夜中にかけて釣れるそうです。エサをニオイで見つけることができるみたい。ミミズだけでなくアオイソメ、豚レバー、イワシなどでも釣れるそうですが、今回は無難にミミズで攻めます。
釣り方はカンタンで、リール付きの釣竿にオモリをつけ、オモリの先にミミズを刺した針をつけます。仕掛けをまとめると以下のような感じ。
<こんな仕掛けです>
釣竿
リール
糸 5号 (太いから切れにくい)
オモリ 15~30号 (流れが速い川ほど重いオモリにする)
針 13号(大きめです)
ミミズ(大関)
・荒川にうなぎがいるのは目視で確認済み
さっそくうなぎ釣りに挑戦! ……かなり粘ったのですが、釣れない! ちなみに隣にいたおじさんが極太うなぎを釣っていたので、荒川にうなぎがいるのは目視で確認済み。
釣れないまま帰りたくないので移動。
・きれいな水で飼ったあとに調理すべき?
すると……! きたあああああああああああ! ずっしりと重みを感じたと思ったら、うなぎでした。ニュルニュルと地面をはって逃げようとするので「川にドボン!」とならないように注意しましょう。
荒川など都心部で釣れたうなぎは「しっかり泥抜きしたほうが美味しくなる」という説があるので、釣ってから長いこときれいな水で飼ったあとに調理したほうが良いらしいのですが、そのあたり不明。プロの人教えてください。
・頭も焼いてご飯に
数日後、調理場を借りて うな丼 の調理に挑戦です。プロでもなければ、魚をさばいた経験もほとんどないので、上手く蒲焼きのようにできませんでした。
これは少なからず魚をさばいた経験がある人にやってもらうべきです。うなぎさばきに悪戦苦闘しながらも、とりあえず うな丼 にして食べてみました。
関西では頭も食べるらしいので、頭も焼いてご飯に乗せましたよ。まさか自分でうなぎを釣ってうな丼にして食べることができるとは! いろいろと驚きです。ごちそうさまでした!
とはいえ、うなぎ屋の鰻重と比べてかなり寂しいボリューム! 今後は違う川でもうなぎを釣ってみたいと思います。そしてちゃんとさばいてもらおうと思います。うなぎ釣りシーズンは11月くらいまで続くらしいですよ。
<取材>
ミスタークドウ: TVチャンピオン「焼肉王選手権」「デカ盛り王選手権」に出場し、どちらも準優勝に輝く。日清公認のどん兵衛士の称号を得ており、どん兵衛とラーメン二郎要素を融合させた「どん二郎」のネーミングやレシピを考案。空条海苔助の名義で「世にも微妙なグルメレストラン」「彦龍のノリヒコさん」などを出版するB級グルメ研究家も。また、昭和的な「個人経営の焼肉屋」をめぐる旅をしつつ、知られざる秘境でドローンカメラマンもしている秘境グルメマニア。
もっと詳しく読む: うな丼が食べたいので東京の荒川でうなぎ釣り挑戦 / そして食ってみた(東京メインディッシュ) https://main-dish.com/2019/07/10/make-it-yourself-gourmet-news/