ヨルダンは、中東にある人口約760万人の国。一万年以上も前の居住跡や各時代の遺跡も多く、中でもペトラ遺跡は、1989年のアメリカ映画「インディ・ジョーンズ 最後の聖戦」の撮影地でもあり世界中から観光客が訪れます。ヨルダンの観光には欠かせない遺跡です。
ペトラ遺跡の他にも、ワディ・ラムの雄大な砂漠、紅海に面したアカバ、世界7不思議のひとつでもある死海など、観光スポットが数多くあります。そんな見どころ満点のヨルダンの首都・アンマンが今、旅人や旅行者からじわじわと人気を集めているんです!今日はそんなアンマンの魅力についてご紹介します。
・フォトジェニックな「レインボーストリート」
アンマン市街の丘の上に、通称「レインボーストリート」と呼ばれる通りがあります。壁中にカラフルなウォールアートが施されており、洗練されたおしゃれなショップ・カフェ・レストランが集結したヨルダン最先端のストリート。日本でいう原宿・竹下通りです。
丘の上にあるので、アンマン旧市街を一望できるのも魅力の一つ。ダウンタウンのメインストリートを歩けば、カラフルで可愛いレンガの階段を必ず見かけるはずです。両サイドの壁には可愛いお花まで。
このフォトジェニックな階段を登ってレインボーストリートへ行きます。インスタ映え間違いなしのレインボーストリートは、アンマン観光には欠かせないホットスポットです。
・ヨルダン国内最大のローマ円形劇場
アンマン市街にあるローマ円形劇場。2世紀にローマ皇帝アントニウス・ピウスによって作られた収容人数約6000人というサイズで、現在は修復されて野外コンサートや夏のイベントなどに利用されています。ローマ時代の遺跡を再利用することで、当時の人々の感覚が味わえるなんて贅沢ですよね。
丘の斜面を使って作られたからか、階段席の一段は結構な高さですが、一番上から見下ろす迫力満点。フォトジェニックな撮影スポットです!劇場内には音響が良い場所があり、手を叩いてみたり、歌を歌っているミュージシャンに遭遇できたりも…? 街を歩くとお腹がすきます。ここからはアンマン市街のおすすめレストランをお伝えしましょう。
・「ハーシェムレストラン」(Hashem Restaurant)
続いて、アンマンのおすすめお食事スポット「Hashem Restaurant」(ハーシェムレストラン)をお教えしましょう。地元民にも人気のハーシェムレストラン。アラブ諸国伝統のフムスという料理をリーズナブルに堪能できるレストランです。大通りに面しており分かりやすいのも旅行者には嬉しいポイント。
フムスとは、茹でたひよこ豆をすりつぶして、オリーブオイルや塩などで味を整えたものです。これを、伝統的なピタというアラビアパンにつけて食べます。他にもいろんな種類のペーストがあり、何を頼んでもピタパンとの相性も抜群です。パンは食べ放題なので、ついついお代わりをしてしまいます。
・エルサレム・レストラン(Jersalem Restaurant)
別名 Al Quds Restaurantとも呼ばれる、ダウンタウンの有名食堂です。メニューが豊富で、ハーシェムに比べると少し高いですが、それなりのクオリティーでヨルダン料理を楽しめます。エルサレムレストランでは、全ての料理にパン・唐辛子・オリーブが無料でついてきます。お代わりまでできちゃいます。
イチオシはベドウィン(砂漠の民)の伝統料理・マンサフ。羊肉が乗ったバターライスに羊乳で作ったヨーグルトソースをかけていただきます。お肉はホロホロで柔らかく、ヨーグルトソースが優しいチーズの味でお肉とライスを包みます。そのコンビネーションといったら。ご飯とお肉を隠すように薄い皮が乗っていますが、その皮が妙に美味しいのもポイント。
・Cinco De Mayo
ヨルダン料理に飽きてきた長期滞在旅行者におすすめの本格メキシカンレストランCinco De Mayo。ヴィーガンレストランなのでベジタリアンにもおすすめ。美味しい野菜を堪能できます。
・アンマン市街を散策する際はカメラを忘れずに!
レインボーストリートやローマ円形劇場以外にも、アンマン城や美しいモスクなど、フォトジェニックな撮影スポットがアンマンに集結しています。今流行りのインスタ映えも間違いなし! 素敵な写真を撮って、美味しいご飯を食べて、アンマンを満喫しましょう!
もっと詳しく読む: フォトジェニックなヨルダンの首都・アンマン / 実はグルメの都でもあった(Photrip フォトリップ) https://photrip-guide.com/2019/01/07/delicious-restaurant-in-jordan/
取材・執筆: ももぞー