この記事は、人気漫画家の見ル野栄司先生によるタイの寝台列車旅レポートである。今回の旅は、タイの首都バンコクから南国の入口、スラーターニーまで。
・アジアのオリエント急行
タイの首都バンコクには無数に鉄道が走っており、ミャンマー方面とラオス方面、そしてマレーシア方面へと長距離の列車が行き来している。特にマレーシアへと向かうマレー鉄道は「アジアのオリエント急行」と呼ばれており、非常に人気がある路線。
・切符を購入したらそのまま列車に乗る
マレー鉄道は約20時間かけてマレーシアへと向かう。普通座席と寝台があり、寝台はタイ人と外国人で違う車両に振り分けられている(混雑時はその限りではない)。改札はないので、切符を購入したらそのまま列車に乗る。
・席まで食事を持ってきてくれる
日本と同じようにキオスク的な売店があるのでそこで駅弁を買ってもいいが、食堂車や車内販売もあるので買わなくても問題なし。また、寝台の乗客は「飯食うか?」と乗務員に聞かれるので「食う」と言えば1時間後ぐらいに席まで食事を持ってきてくれる。
また、勝手に商人が列車に乗ってきてお貸しやご飯を売ってくる事もあるので。それを買ってもいいが、衛生的な面でやや心配である。
・シーツをパリッと敷いて寝心地よくセット
深夜の時間帯になると、乗務員が寝台のすべての座席をベッドにする作業に入る。座席をたたみ、シーツをパリッと敷いて寝心地よくセット。まだ眠りたくないという人は食堂車で酒を飲むといい。
・サムイ島やパンガン島へ
夜が明けると、コーヒーを飲みながら熱帯雨林を眺めて心を癒やす。早朝5~6時ごろスラーターニー駅に到着すると、そこにはバスが待っている。サムイ島やパンガン島へと向かうフェリーに乗るため、ここから港へと向かうのだ。
もっと詳しく読む: 漫画家・見ル野英司先生の冒険タイ縦断旅行 / 寝台特急で行くパンガン島(Photrip フォトリップ) https://photrip-guide.com/2018/05/01/miruno-thai-tabi/