金正恩が軍事境界線を越え、韓国国内に徒歩で入ったことが大々的に報じられていますが、その際に韓国大統領にお土産として持参した「平壌冷麺」は、北朝鮮を代表する絶品料理のひとつです。その美味しさは、日本はもちろん、韓国でも再現できないと言われるほど。
・玉流館も安山館もほぼ同じクオリティ
平壌市内には美味しいといわれている平壌冷麺の名店が複数ありますが、玉流館や安山館が特に人気で、なかでも安山館は金正日が1980年代に営業を開始させた有名店です。ちなみに、玉流館も安山館もほぼ同じクオリティの平壌冷麺が出されます。
・濃いダシがきいている
平壌冷麺の特徴は、きわめて細い麺、きわめて弾力のある麺、きわめて薄味のスープです。薄味といっても「味が物足りない」というわけではありません。余計な調味料は使用せず、濃いダシがきいているのです。
・食べながら自力で切る
北朝鮮では、麺をハサミで切ることはしません。現地人によると「縁が切れることを意味するからきりません」とのこと。韓国ではバッサリと切るそうですが、北朝鮮では切らないようです。
しかしこの麺、かなりの弾力。ハサミで短くしないで食べるには、食べながら自力で切るしかありません。また、平壌冷麺は食べる前にしっくり具と麺とスープを混ぜて食べます。
・日本では食べられない味
日本は世界でもとくグルメな国と言われています。イタリアより美味しいイタリアン、フランスより美味しいフレンチがあるとも言われています。しかし、どうしてこの平壌冷麺と同じクオリティの冷麺が日本では作れないのか。不思議でならないです。
北朝鮮と日本は国交がないため、渡航する機会はあまりないかもしれませんが、もし行くことがあれば、必ず平壌冷麺を食べてみてください。美味しすぎてショックを受けると思いますよ。
もっと詳しく読む: 金正恩のお土産「平壌冷麺」を食べてみた / おそらく世界で一番美味しい冷麺 https://photrip-guide.com/2018/04/27/pyongyang-reimen/